菅義偉の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(菅義偉君) 榛葉賀津也議員にお答えをいたします。
 我が国の対中姿勢についてお尋ねがありました。
 防衛大臣の与那国駐屯地視察は、かねてより行っていた日程調整が整ったため、実施したものと承知しております。
 また、我が国としては、従来から、台湾をめぐる問題が当事者間の直接の対話によって平和的に解決されることを期待するとの方針は一貫しています。
 その上で、米中の間の通商問題や先端技術をめぐる競争、国際社会の様々な懸念事項における意見の対立は、両国のみならず、地域ひいては国際社会全体にも影響を及ぼしています。このような観点から、我が国としては、両国間の建設的な対話を期待しており、同盟国たる米国と強固な信頼関係の下で様々な協力を進めつつ、中国に対しても引き続き大国としての責任を果たしていくよう働きかけてまいります。
 尖閣諸島をめぐる状況についてお尋ねがありました。
 尖閣諸島は、歴史的にも国際法上も疑いのない我が国固有の領土であり、現に我が国がこれを有効に支配しています。尖閣諸島をめぐる解決すべき領有権の問題はそもそも存在をしておりません。そうした中で、力による一方的な現状変更の試みは断じて認められません。政府としては、我が国の領土、領海、領空を断固として守り抜くという決意の下、今後とも冷静に毅然と対処してまいります。
 海上保安庁の任務実態への認識とシームレスな連携についてお尋ねがありました。
 中国側の尖閣諸島周辺の活動に対しては、海上保安庁を中心に、現行の法制の下、毅然と対応しているところです。武力攻撃に至らない侵害に切れ目なく適切に対応するためには、警察機関と自衛隊との連携が極めて重要であり、海上警備行動等の発令手続の迅速化を図ったほか、関係機関の対応能力の向上、情報共有、連携の強化、各種訓練の充実など、必要な取組を推進しているところです。
 今後とも、我が国の領土、領海、領空を断固として守り抜くとの方針の下、冷静かつ毅然と対応してまいります。
 日米ロードマップについてお尋ねがありました。
 現在、米国で検討中の戦力態勢の見直しについては、先般の2プラス2において日米が緊密に連携していることの重要性を確認しております。その上で、二〇〇六年の日米ロードマップ以降に行われてきている在日米軍の再編については、2プラス2において現行の取組を実施していくこととしており、引き続き地元の負担軽減を図りつつ、着実に実施してまいります。
 重要技術などに対する国際連携についてお尋ねがありました。
 先月の日米豪印首脳テレビ会議では、重要技術のサプライチェーンに関する対話などを行う作業部会の立ち上げで一致をしております。さらに、今回の日米首脳会談で立ち上げた日米競争力・強靱性パートナーシップを通じて、同志国の間で対話や具体的な協力を積み重ねることにより、経済安全保障の観点も踏まえたサプライチェーンの強靱化や、重要技術の育成、保護を通じた競争力の強化に向けた取組を進めていきます。
 今回の首脳声明の台湾海峡や中国に関する言及についてお尋ねがありました。
 我が国が期待するのは台湾をめぐる問題が当事者間の直接の対話により平和的に解決をされることです。このような立場を踏まえつつ、引き続き両岸関係の推移を注視してまいります。
 中国との協働については、例えば、気候変動問題への対応について、中国による取組は不可欠であると考えています。我が国としては、米国とも緊密に協力しつつ、世界の脱炭素社会実現に向けた更なる取組について、中国が大国としての責任を果たしていくよう働きかけを行ってまいります。(拍手)
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発言情報

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発言者: 菅義偉

speaker_id: 8901

日付: 2021-04-21

院: 参議院

会議名: 本会議