田村憲久の発言 (本会議)

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○国務大臣(田村憲久君) 田村智子議員にお答えいたします。
 受皿という言葉についてお尋ねがありました。
 待機児童対策において、保育所等の設備、施設整備だけではなく、幼稚園の預かり保育や居宅訪問型保育事業など様々な保育の提供について受皿という文言を使用いたしております。
 いずれにいたしましても、保育の量的拡充と質の確保を両輪として進めてまいります。
 感染症対策を考慮した面積基準の見直しについてお尋ねがありました。
 感染症対策は施設の面積のみによるものではなく、今般の新型コロナウイルスの感染が拡大する中においても、各保育所では、消毒や換気など、必要な対策を行っていただいております。
 面積基準を単に引き上げることについては、これまで保育所を利用していた方が利用できなくなるおそれもあり、現時点ではその予定はございません。
 保育の量と質の確保についてお尋ねがありました。
 待機児童の解消に当たっては、保育の量的拡充と質の確保を両輪として進めていくこととしており、今国会の厚生労働委員会における私の所信表明においても、待機児童解消について、昨年末に定めた新子育て安心プランに基づき、保育の受皿確保に取り組むとともに、保育の質の確保、向上も図ってまいりますと述べたところであります。
 保育所に常勤の保育士を充てることとしてきた理由についてお尋ねがありました。
 子供の健全な心身の発達を図るためには、保育士の関わりが重要であり、また、保護者との連携を十分に図るためにも、子供を長時間にわたって保育できる常勤の保育士を確保することが原則であり、望ましいと考えております。
 三月十九日付けで自治体にお示しした短時間勤務の保育士の取扱いに関する通知においても、こうした考え方に変わりはない旨お示しをいたしております。
 短時間勤務の保育士の活用に関する取扱いについてお尋ねがありました。
 具体的な取扱いとしては、常勤保育士が確保できないことにより待機児童が発生しており、市町村がやむを得ないと認める場合に限り、不足する常勤保育士の限りにおいて、短時間勤務の保育士を充てても差し支えないこと、その際、常勤保育士の募集を適切に実施しているかを確認すること、常勤保育士の確保が可能となった場合には、本取扱いについて早期に解消を図ることとしております。
 各自治体においては、こうした要件を確認した上で、適切に運用いただきたいと考えております。
 短時間勤務の保育士の活用に関する歯止めについてお尋ねがありました。
 短時間勤務の保育士を活用する際には、同一労働同一賃金の観点から、同じくグループ担任を務める常勤の保育士の待遇との間に差を設けないなど、短時間勤務と常勤との間で不合理な待遇差を設けないこと、自治体による指導監査において、短時間勤務の保育士に対する処遇の適正性を確認することなどの留意点をお示しをいたしております。
 保育士不足の要因などについてお尋ねがありました。
 保育人材の確保に当たっては、処遇改善や業務負担の軽減など、様々な取組を総合的に行っていく必要があると考えております。
 一方、短時間保育士の取扱いについては、保育士不足で待機児童が発生しているやむを得ない場合の措置であるとともに、保育士が再就業する場合の希望条件として、勤務時間や雇用形態を挙げられている状況を踏まえたものであります。
 保育人材の確保と制度の適切な運用に引き続き取り組んでまいります。(拍手)

発言情報

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発言者: 田村憲久

speaker_id: 10832

日付: 2021-05-12

院: 参議院

会議名: 本会議