萩生田光一の発言 (経済産業委員会)
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○萩生田国務大臣 日本は、石油については約二百四十日分の備蓄がございます。また、LNGについては、電力、ガス会社が二、三週間程度の在庫を有しているなど、万が一の供給途絶リスクに対して一定の備えがございます。他方、今後、欧州が急速に化石燃料の脱ロシア依存を加速することで、ロシア以外のLNG生産国やスポットマーケットからの代替調達も世界中で取り合いになるなど、安定供給確保の見通しが厳しい状況にあります。
先ほどの質問にも通じますけれども、日本もロシアからの石炭の輸入を、減少を加速しようということになりました。これは代替を考えていかなきゃなりませんし、そういうことを考えますと、全てのエネルギー物価に影響が出てくるんだと思います。
石炭について、ロシアのエネルギーの依存を一段と低減することにするため、この夏や次の冬の電力供給や産業界への影響をしっかり見極めながら、調達先の多角化、必要な火力発電の確保など、安定供給確保の取組を進めてまいります。また、ロシアをめぐる国際社会による制裁強化の動きなど、様々な不確実性が高まっており、引き続き、関係国やエネルギー市場の動向に最大の関心を持って注視をしてまいりたいと思います。
中長期的には、脱炭素に向け取組が世界で進む中、ここ数年、化石燃料の上流開発投資が減少してきていることは事実です。こうした中にあっても、エネルギーの大宗を輸入に頼る日本としては、積極的な資源外交やJOGMECによるリスクマネー供給などを通じた上流投資開発を積極的に支援をし、調達先の多角化を進めることで、脱炭素に向けた移行期にも必要となる化石燃料の安定供給確保を図りたいと思います。
今先生御指摘のように、ヨーロッパの政策が是か非かというのは私は控えさせてもらいたいと思うんですが、少なくとも、カーボンニュートラルの目指すべき方向は変えちゃいけないし、これは世界でみんな協力しなきゃならないんですけれども、こういう想定外の事態が起きたときに、今までのようなスキームだけで燃料を確保するというのは限界があります。
したがって、化石燃料も、もちろん依存しないで、低減をする前提で、しかし、いろいろな技術を踏まえながら、しっかりトランジションも進めながら使っていくということは、二〇五〇年を目指すプロセスの中では必要なことであって、幸い、日本はずっと言い続けてきたことが、今回、世界の人たちが、なるほど、日本が言っていた多角化、いろいろなミックスエネルギーは大事だよねということが、この前、IEAの会議に出たときも、皆さんから了解をいただいたところでございます。
エネルギーは全ての社会経済活動の土台でありまして、いかなる状況にあっても安定供給が確保されるように万全を尽くしてまいりたいと思います。