萩生田光一の発言 (経済産業委員会)

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○萩生田国務大臣 蓄電池は、二〇五〇年のカーボンニュートラル達成に向けて、自動車の電動化や再生可能エネルギーの主力電源化を達成するための最重要技術の一つです。
 日本メーカーは、技術的優位性によって初期の市場を獲得することができたものの、その後、政府の支援も背景に中国や韓国のメーカーが台頭してきたことにより、日本のシェアは低下しました。半導体や液晶ディスプレーと同じ負けパターンだったというふうに思います。他国の後塵を拝している今の状況です。
 振り返ってみれば、これまでの国の政策というのは、官による支援というのは研究開発まで、それ以降というのは民間の仕事というウォールがあったと思うんですね。しかし、これからは国も一歩前に出て、研究開発のみならず、社会実装や更にその先の設備投資までをしっかりと支援するなど、取組を強化することが必要だと思っています。
 その第一号が熊本を中心とした半導体のシリコンアイランド九州の再生でありますし、また、創薬のデュアルユースで、民間の創薬会社、製薬会社のスペースを借りて国も一緒にそういった設備を持つ、こういう試みをやってきました。次に続くのが蓄電池だと思っております。
 日本には、ノーベル化学賞を受賞された吉野彰先生の研究を始め、依然として他国に劣らない、世界が認める技術があります。蓄電池産業の厳しい競争状況を踏まえれば、今が最後のチャンスであり、半導体と同様に国家戦略を描き、一歩踏み出して勝負をしていく覚悟です。
 幸い、吉野先生には、産総研の関連のLIBTECという蓄電池の業者の集まりの研究会の理事長に就任してもらいました。実は私、授賞式に一緒に行った後、文科省の外郭団体の理事長なりに就任してもらおうと思ったら、あっという間に経産省に声をかけられて取られてしまって、本当に経産省というのははしっこい役所だなと思っていたんですが、幸い、私、そこの大臣になりましたので、再び吉野先生と再会して、蓄電池でもう一回勝負をしようという約束をさせてもらいました。
 先ほど先生御披露いただいたコバルトなどの資源の確保も、これは他国任せじゃなくて、コンゴで出るものだったらコンゴの隣国のアフリカで出ると思いますから、これは直接JOGMECなんかと行って確保したいと思いますし、もう一つは、日本の場合はリサイクル技術があります。世の中に一回出てしまったこういったリチウムイオンをもう一回集めて、その中からコバルトをもう一回取り出すことの技術も持っているわけですから、こういうことで、素材も含めて国内で完結できる環境というのをしっかりつくっていきたいな、そんなふうに思っています。
 今日から官民のまさに協議会が始まりましたので、本年夏頃をめどに今申し上げた戦略を取りまとめた上で、具体的な施策や予算につないで、そして速やかに実行に移してまいりたいというふうに思います。逆転できる分野だと思っていますので、しっかりやっていきたいと思います。

発言情報

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発言者: 萩生田光一

speaker_id: 2656

日付: 2022-04-22

院: 衆議院

会議名: 経済産業委員会