玉木雄一郎の発言 (憲法審査会)

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○玉木委員 足立議員から質問をいただきましたが、規範力が落ちているということについては、私はやはり一定程度そうではないかというふうに思います。
 というのは、元々、陸海空その他の戦力はこれを保持しないと条文に明確に書いておきながら、一部、集団的自衛権を認めるに至るまで、解釈でこれをやってきたことについては、一般の人が普通に読んでそうは分からないような、専門家の解釈のまさにラビリンスのような積み上げをやってきたことについては、いろいろな戦後の制約があった中での工夫とはいえ、まさに安全保障環境の厳しい変化の中で、私は、これまでの、現実にいかに戦力不保持を規定した九条二項を合わせてくる先人の努力は多としながらも、憲法改正の議論をするのであれば、先ほど申し上げたような、解釈でどこまでやるのかと。
 北側先生は限界までやったということなんですが、今度は限界を超えてやるところが出てきているのではないかということも含めて、やはりきちんとした、条文に沿った議論をすべきではないかというのが我々の考えであります。
 もう一つ、足立議員が言ったことで気になったのは、独立国家としての我が国が保持する自衛権が米軍によって伸びたり縮んだりするということ自体、私はあり得ないと思います。我が国が行使する自衛権については我が国が規定するものであって、もしそれが現行法上、実は平和安全法制の存立危機事態についてはそう読めるところもあるので、まさにそういったところを見直す議論が必要ではないかということ、やはりいざというときの自衛権の行使は最大の国家の作用ですから、そのことについて国家の意思としてどうするのかということを立法府として示す議論をきちんとやるべきだと思います。

発言情報

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発言者: 玉木雄一郎

speaker_id: 29596

日付: 2022-05-12

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会