鈴木淳司の発言 (原子力問題調査特別委員会)
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○鈴木(淳)委員 ありがとうございました。
ロシアのウクライナ侵攻に端を発した世界的なエネルギー供給不安の中で、フランスやイギリスなどを始め、世界で原子力の再評価が始まっています。
我が国においても、エネルギー安全保障と準国産電力による供給力確保、さらには今や世界的課題でもある脱炭素社会の推進のためにも、原子力を持続的に活用していく国家的必要性はますます高まっていると思います。
福島第一原発事故の反省を踏まえ、世界最高レベルの新規制基準の下、原子力発電所の安全性が格段に高められたのは規制委員会と事業者双方の努力の成果かとは思うものの、事故後十一年を経た現在、これまで再稼働を果たしたのはいまだ僅か十基にとどまっているのも事実であります。
世の中にゼロリスクはあり得ません。原子力規制も、利用を止めるためのものではなく、いかに安全に動かすかが問われるかと思います。その点、まさに今求められるのはIAEA基準に言う規制の最適化かと思います。
カーボンニュートラルの側面やエネルギーの安定供給の面からも今まさに世界的な再評価の動きが始まっている原子力について、期待される便益のみならず、その利活用に伴うリスクも含めて国民が受け入れていくためには、果たして国民は何のために原子力を利用するのか、国全体を貫く基本的な方針とはいかなるものかというものを原子力委員会としてこの機会に国民の前にしっかりと示していくことが極めて重要になると思いますが、政府はこの点をいかにお考えでしょうか、お尋ねをいたします。