浮島智子の発言 (文部科学委員会)

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○浮島委員 おはようございます。公明党の浮島智子です。
 本日も質問の機会をいただき、大変にありがとうございます。
 本日は、まず初めに、特別支援教育についてお伺いをさせていただきたいと思います。
 我々公明党は、これまでも、一人一人に光を当てた教育、誰一人置き去りにしないという教育、また、障害のある児童生徒に対する教育の充実、これに向けて取り組んでまいりました。昨年の通常国会では、本当に最後の最後まで大変でしたけれども、小学校三十五人学級の実現のための義務標準法の改正に全力で取り組ませていただき、約四十年ぶりの学級標準引下げを実現いたしました。また、平成二十九年にも、財務省と膝詰めで話し合い、通級による指導の基礎定数化を図るための教職員定数の改善、これも十六年ぶりの法改正をし、これにより、障害のある子供が普通学級に在籍をしながら特別な指導を受けられる指導体制の充実が図られたところでございます。
 障害のある子供が普通学級に在籍しながら、一人一人の状況に応じたきめ細やかな指導を行うことができるこの通級指導による指導について、そのための教員定数が子供の数に応じて確実に担保されることとなったことは、大変有意義なことだと思います。
 先日、公明党の市議会議員より、大阪府のある市の小学校の特別支援学級に通うお子さんについての事例のお話をいただきました。具体的には、特別支援学級の子供が大半の時間を普通学級で過ごすことが常態化しており、普通学級の児童と合わせると、標準サイズを超えて、一年生は一クラス三十七人、三年生では一クラス四十二人のクラスとなっている、また、算数のみ特別支援学級で指導を受け、一日五時間のうち一時間だけ抜けて、他の時間はみんなと同じ普通学級の授業に参加しているなど、特別支援学級での指導をほとんど受けていない子供がいるという話でした。また、その結果、普通学級のクラスの人数が多くなってしまいまして、担任の先生も一人一人に対する指導がきめ細やかにできない、また、職員からそのような声を上げても教育委員会は取り合ってもらえないというものでございました。
 私は、これまでも、教職員定数の改善を始め、また教員環境の充実に向けて取り組んできたところでございますけれども、これでは、特別支援学級の子供も普通学級の子供も適切な指導が受けられません。こうした実態があることを伺い、率直に驚きを隠せませんでした。
 もちろん、障害のある子供たちと障害のない子供たちが学ぶ場を整備することは大変重要だと思っております。しかしながら、同じぐらい大切なのは、一人一人の子供に適切な学びが提供できているかということだったと私は思います。きめ細やかな指導が子供たちに、個々のニーズに応じた指導ができないような状況は看過できません。
 この事例のように、特別支援学級に在籍をしながら、全般的に知的な遅れがないにもかかわらず、ほとんどの授業を普通学級で受けている場合、その子供が普通学級で適切な学びができているのであれば、形式的に特別支援学級に籍を置いておくのではなくて、普通学級に在籍をして一部の時間のみ通級による指導を受けるなど、保護者にしっかりと説明をした上で学びの場を検討することが必要だと思います。また、その子供が普通学級で適切な学びができていないのだとしたら、しっかりと特別支援学級でその子供の障害に応じた指導を行うことが必要です。
 文部科学省は、昨年の六月に、子供の障害等に応じた適切な就学先の決定についても盛り込んだ、障害のある子供の教育支援の手引というのを約八年ぶりに改訂をしたところでありました。この手引におきましては、障害のある子供への教育支援の在り方、また障害に応じた教育的対応のほか、特別支援学級と通級による指導といった学びの場の選択に資する情報が示されているところです。
 せっかく改訂したのであれば、その内容をきちんと周知徹底をし、子供の障害の程度に合った適切な指導の場が提供されるべきだと私は思います。
 また、文部科学省においては、より一層の特別支援教育の充実に向けて、指導体制の充実等の取組、これをしっかりと進めていただきたいと思います。
 また、このような現場の実態を踏まえまして、改めて、子供の障害の程度や子供のニーズなど、多様な観点を踏まえた適切な指導の場が提供されるよう周知徹底すべきと考えますが、そのことに対する大臣のお考えと、特別支援教育の更なる充実に向けた御決意をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 浮島智子

speaker_id: 34370

日付: 2022-04-15

院: 衆議院

会議名: 文部科学委員会