丹羽秀樹の発言 (本会議)
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○丹羽秀樹君 自由民主党の丹羽秀樹です。
私は、自由民主党及び公明党を代表して、ただいま議題となりました衆議院議長細田博之君の不信任決議案に対し、断固反対の立場から討論を行うものであります。(拍手)
細田議長は、これまで、各党各会派の主張に誠心誠意耳を傾け、公正かつ円満な国会運営を行うべく、最大限の努力を続けてこられました。国民の負託に応える立法府の在り方を念頭に、丁寧で充実した法案審査を進められるよう心血を注いできた姿勢は、多くの同僚議員諸君の認めるところであります。
しかるに、この度の週刊誌報道に便乗した不信任決議案は、全く理解に苦しみます。決議案を提出するには、誰もがそうだと認めるような著しく適正を欠いた議会運営を行うなど、明確な理由が必要でありますが、果たして、議長は、不信任に値するほど逸脱したような議会運営をなされたでしょうか。
決議案が単独会派での提出ということから見ても、全く賛同を得られていないことが明らかではありますが、むしろ非難されるべきは、会期末が迫る今頃になって、貴重な時間を法案審査よりも不信任に費やそうとする立憲民主党の皆さんの対応なのであります。
週刊誌報道については、議長御自身が明確に、事実無根であると断言しています。選挙制度をめぐる発言については、議院運営委員会理事会において、更に気をつけるとの話が議長からあったことを山口議院運営委員長が報告しておられます。いずれも議長御本人の言葉が伝えられたもので、説明責任を果たしていないとする野党の主張は当たりません。
もとより、立法府は、後世の歴史の評価に堪え得るべく真摯な議論を繰り返し、間違いのない決断を下すことで国民の負託に応えていくという大切な使命を帯びております。しかし、決議案の提出によって議論を寸断する一部野党諸君の残念な行為によって、立法府としての責務を放棄していると国民から指弾されかねないような議会の停滞が生み出されているわけであります。
御承知のとおり、今、世界は未曽有の危機にあります。我が国にとって、ロシアによるウクライナ侵攻に端を発した国際情勢の急激な変化、原油や穀物等の価格や供給の不安定化による物価高、新型コロナウイルス感染症による国民生活への影響など、的確かつ速やかに対処すべき諸課題は山積しております。
かかる状況において、多くの課題に適時適切に取り組んでいかなければならないとき、週刊誌情報を基にして議会の機能を止めている場合でありましょうか。我々に課せられた役割は、立法府という言葉が示すとおり、国家国民のために政策を議論し、より適切な法律を作っていくことであります。限りある時間は、もっと有益に使うべきです。
このような状況において、良識を持ち、人格高潔にして温厚と言われている細田議長に対し不信任決議案を突きつけるのみならず、議会を停滞に陥れる行為は言語道断であり、我々は、決してこれを容認することはできません。
常に中立公平な立場から職責を果たしている細田議長の議会運営を高く評価し、本決議案が直ちに否決されるべきであると申し上げ、私の反対討論といたします。(拍手)