石川香織の発言 (予算委員会第六分科会)

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○石川(香)分科員 ここは非常に現場も気にしているところであります。
 乳価の下落を抑えるには、消費拡大をするか、それか減産なのか、そっちにかじを切るのかということになりまして、この判断もいつかしなきゃいけないということもあるというのが、現実、あると思います。
 今、消費拡大を呼びかけるのは非常に大事ですし、各自治体なんかも取り組んでいるということですけれども、ただ、そもそも日本人の胃袋ではやはり限界があるんじゃないかと思っています。
 実際、日本の食料は安心、安全ということで、例えば、アイスクリームとか粉ミルクとかLL牛乳は非常にアジアを中心に人気があって伸びている、当然、メーカーも今輸出に力を入れるということで頑張っているわけですが、すぐ販路を広げるというのも難しいですし、この間、どんどんどんどん牛乳が搾られていくわけですので、過去、二〇〇六年、先ほど二〇〇八年と間違って言ってしまいましたが、二〇〇六年の生産過剰に陥ったときにはどんな議論があったのかというのをいろいろ調べてみました。
 そもそも、日本は、過去七回、途上国などに、脱脂粉乳を海外に支援しているという実績があるんですが、そのうちの六回は無償の食糧支援だったんですけれども、二〇〇六年の、今のように生産過剰になってしまったとき、実際に生乳がこのときは廃棄されてしまっていたんですが、余剰分を海外に送るということを一度だけやっています。
 そのとき判断されたのが、時の総理大臣は小泉純一郎総理大臣、そして農水大臣は、私の選挙区の大先輩であります中川昭一農水大臣であった。財務省と外務省、農水省が連携するということで、非常に困難な判断だったようでありますが、ウズベキスタンの障害児施設に百トン送っているということでした。このときに、いろいろ差損が出たものもあったそうなんですけれども、北海道内の酪農家の拠出金で負担もしているということでした。
 脱脂粉乳なんですが、食糧支援というものを考えると、当然、現地の水の問題、衛生面の問題が出てくるわけなんですが、現地では、この脱脂粉乳に小麦とお砂糖と植物油を混合して調理をして提供したと。つまり、現地で食べやすいように調理をして、かつ、安全な水を確保するために簡易の浄水器も購入して送ったということで、非常にこれは、過去の前例にとらわれず政治判断を下した、勇気ある決断であったんだと私は思っています。
 この議論は、二〇〇六年の三月に農水委員会でも議論がありまして、議事録を見ておりました。当時、松木謙公委員が私と同じような提案をしています、海外に食糧支援できないのかと。とにかく、そういうことを言っていたんですが、外務省からは、相手方からニーズがないとできないということで、つれない答弁だったんですが、その一か月後にこの海外の食糧支援が結果的に決まったということでした。当時の小泉総理と中川農水大臣のやり取りを見ても、もったいないということから始まったということでありました。
 先日も、岸田総理が、東京栄養サミットのときに、途上国の飢餓対策などに三年間で二十八億ドルの支援をするということも表明をされています。
 こういったこともあるんですが、非常に、農水省だけの判断ではできないということも分かるんですけれども、まず、こういった事実があるということで、金子大臣に、この当時の判断というのをどのように見ていらっしゃるかということをお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 石川香織

speaker_id: 32103

日付: 2022-02-16

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第六分科会