松川るいの発言 (外交防衛委員会)

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○松川るい君 ありがとうございます。
 ちょっと大臣にこの中国のことを聞いてみたいということで取りあえず質問させていただきましたが、私自身も注視していきたいというふうに非常に思っているところでございます。
 二つ目、質疑させていただきたいのは、核抑止力の強化の件でありまして、私、十日の予算委員会におきまして、私から岸田総理に対して、核共有を含めて核抑止力強化のための議論というのは、民間シンクタンクや党を含めて国民的議論を行っていくべきではないかと質問したのに対して、総理からも、まさに日本の安全保障の確保に資するような議論はどんどんやっていくべきであると、それはあるべきことだという大変重要な回答、答弁をいただきました。
 本日、早速自民党におきましても拡大抑止に関する勉強会というのをさせていただくことになっています。また、予算委員会におきましても核抑止力の強化について様々な立場からの御議論が行われていることは私は大変結構なことだと思っておりまして、一石を投じたかいがあったなと思っているところであります。
 まず、基本から申し上げると、核兵器の攻撃や威嚇から自国を守るためには核抑止力を保持するしかない。威力レベルが違う、違い過ぎますので、通常兵器では抑止ができません。究極的核軍縮とかそういった国際社会の取組、とても私は大事だと思っているんですけど、これは中長期的な国際社会の努力でありまして、喫緊の事態における自国防衛には役に立たないと、直接のですね、ということであります。
 核抑止、まあ抑止というのはおよそパーセプションの問題でありますので、核抑止についても言えば、日本は拡大抑止で米国の核の傘の下にありますので、その米国の日本に対する拡大抑止がどれぐらい有効に機能するかどうかというのは、実はそれを受け止める相手国、例えば北朝鮮、中国がそれが機能しているというふうに考えるか、パーセプションが非常に重要だということであります。
 確かに、日本を核攻撃すれば米国が核兵器で反撃してくるだろうと相手が十分に信じる必要があるわけでありまして、その信頼性を高めるためには、最も重要なのは、その核の運用において日本の意思がある程度というか、どれぐらい反映されるだろうかというところにポイントがあると思うわけであります。
 核共有のポイントも実はそこにありまして、何か、何ですかね、今核共有を実際に運用しているのがたまたまNATOだからということ、NATOしかないということだと思うんですけど、NATOのニュークリアシェアリングというのは、広大な欧州平原におきまして、あの状況の中で戦闘機に核、戦術核を積んで落とすという形を取っているだけでありまして、日本が日本で同じことをやるということはまあないと思うんですよね、やる場合であってもですね。つまり、日本は海に囲まれておりますし、縦深性がありませんので、戦闘機に積むというような方法を取る必要もなければ、余り関係ないのかなと。
 なので、その当てはめをやることというのは非常に私は不毛だと思っておりまして、むしろ核共有のポイントというのは、例えばNATOの例でいえば、NPC、核共有グループにおいて核の運用、その政策決定において、核を共有している側のNATO加盟国が自分の意思を反映させることができる仕組みになっているところにポイントがあるわけであります。
 これを申し上げた上で、私自身は別に核共有ありきの立場では全くありませんで、むしろそんなことを言える状況にそもそも日本はない、まともに核抑止についての議論なんか深くしてきていないわけですから、むしろそれをやるべきだということをまず申し上げたいということであります。
 そう申し上げた上で、今、私ども日本はアメリカの核によって守られているわけであります。有効に私は機能していると思っております。けれども、更にその機能を高めていくことは大変重要でありまして、その観点からは拡大抑止協議というのが非常に鍵になってくると思います。
 今も定期的にやっていただいていて、大変有効だと思っているんですけど、更に有効性を高める上では、さっき言った拡大抑止協議の、日米拡大抑止協議の中で、より具体的に運用を詰めるとかシミュレーションをするとか、いろんな方法も考えられるかと思いますけれども、どのようにしてこの日米の拡大抑止を深化させることができると思われるか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。

発言情報

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発言者: 松川るい

speaker_id: 12320

日付: 2022-03-16

院: 参議院

会議名: 外交防衛委員会