大家敏志の発言 (財政金融委員会)

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○副大臣(大家敏志君) 密輸の実態と摘発状況、また、専門性の職員の育成についての御質問をいただきました。
 税関における不正薬物の押収量は六年連続で一トンを超えており、日本への不正薬物の流入は極めて深刻な状況となっています。また、不正薬物の国内押収量全体に占める水際での押収量は、先ほど先生からも御指摘いただきましたとおり、その割合は約九割となっております。
 不正薬物の押収量について具体的に申し上げますと、覚醒剤の押収量は、令和二年は約八百十一キログラム、令和三年度は九百十二キログラム、二年連続で一トンに迫るペースで推移しています。大麻リキッドを含む大麻樹脂等の押収量は、令和二年は約七十六キログラム、令和三年は約百三十二キログラムと増加をしています。錠剤型MDMAの押収量は、令和二年は約九万錠に対し、令和三年は約十二万七千錠と増加をしています。また、令和三年に税関が摘発した具体的な事例を申し上げますと、香港から到着した海上貨物であるレーザー加工機に隠匿された覚醒剤約二百九十七キログラムや、アメリカから到着した航空貨物であるオイル缶に隠匿された大麻リキッド約七・九キログラムが挙げられます。
 金の押収量につきましては、令和二年は約百五十キログラム、令和三年は約二十七キログラムと減少しております。押収量は減少していますが、最近では隠匿手口が巧妙な事案も散見されており、近年税関が摘発した具体的な事例を申し上げますと、中国から到着した航空貨物であるICチップに隠匿された金、合計約十キログラムや、香港から到着した航空貨物であるタングステンの棒に隠匿された金地金約三十キログラムなどが挙げられます。
 また、先生御指摘の職員の養成ということに関しましては、税関では、金や覚醒剤などの不正薬物を効果的、効率的に水際で取り締まるため、門型金属探知機、エックス線検査装置などに加えて、エックス線CTスキャンや検査装置、不正薬物・爆発物探知装置、TDSといった最新の取締り検査機器を活用しています。
 職員の専門性向上に関して申し上げますと、金や不正薬物の密輸に関しての審査、検査のポイントや最新の隠匿手口などの共有、取締り技法及び情報分析等の専門研修の実施、警察や海上保安庁などの関係機関との合同取締りや情報交換による経験や専門知識の蓄積といった対策を講じ、人材の育成を行っております。
 今後とも、取締り検査機器の整備や職員の能力向上などに努め、関係機関とも連携をしつつ、金や不正薬物などの密輸防止のため、効果的、効率的な水際対策、取締りに万全を期してまいります。

発言情報

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発言者: 大家敏志

speaker_id: 15010

日付: 2022-03-24

院: 参議院

会議名: 財政金融委員会