吉野彰の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

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○参考人(吉野彰君) お答えいたします。
 まず、アンモニアと窒素酸化物の関係なんですけれども、基本的には、当然アンモニアでなくても、通常、空気中の窒素と一緒に燃やしますので、窒素酸化物は出てまいります。それの特効薬は実はアンモニアなんですね、窒素酸化物を分解させる。よく、最近です、韓国で尿素水がなくなりましたというお話あったかと思いますが、ディーゼル車に尿素を溶かした水を積んでいるんですよね。そこで発生したアンモニアでその窒素酸化物を浄化しています。ですから、そういうアンモニアを燃やしたら窒素酸化物が出てきますよというのは確かにそのとおりかもしれませんけど、それを直すのは実はアンモニアなんですよと、アンモニア通すといとも簡単に分解してくれますよと。現在は、大半の窒素、発電所も含めて、そういった技術で窒素酸化物の排出はうんとレベルを落とされていると思います。
 問題は、先ほど先生がおっしゃったような、いわゆる農産物から出てくるN2Oですよね。これにつきましては、当然一種の自然現象のようなものでございますので、肥料ではなくて、むしろそういう、先ほど申しましたような、アンモニアさえ与えてやればすぐ分解してくれるんですよね。とはいえ、畑にアンモニアまくわけにいきませんので、何かその辺をうまくこう、アンモニアの前駆物質が尿素でございますので、尿素を肥料として使うだけじゃなくて、出てくる窒素酸化物を分解するような役目も持っていますよと、そういったような技術も今後出てくるんではないんでしょうか。
 私もよく聞きます、農業から出てくるN2Oというのは結構多いんですよという話をよく聞いております。それをクリアできるのは、一つはそういう基礎的な化学反応でございますので、そんなに反応そのものは難しくないんですよね。ですから、そういった意味で、何か新しい技術がそこから生まれてくるのではないかと期待はしております。

発言情報

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発言者: 吉野彰

speaker_id: 12998

日付: 2022-02-02

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会