吉野彰の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(吉野彰君) 私の講演でもちょっと触れましたように、日本の場合は北海道と本州がまともなケーブルでつながっていませんねと。それから、これは明治維新の名残なんですけれども、東日本五十、西日本六十、同じ本州の中でね。で、三・一一のとき大問題になりましたよね。そういったことも踏まえて、非常にローカル的な蓄電のシステムが特に日本の場合は必須だと思っております。
ただし、風力にしても太陽光発電にしても、それ自身でやっとこさ商用電力のコストに辛うじて合格するぐらいのところだと思うんですよね。そこに新たな蓄電システムが要りますよとなったら、もうコスト的に絶対無理です。
ということで、御提案させていただいたように、まずは電気自動車を普及させて、その電池をうまく活用してくださいと。一般の車というのは九〇%止まっていますので、その止まっている間に充電したり放電したり、それでバランスを取れば何の問題もないわけで、特に電気が余って捨てますよというような時間帯もあります、現実に。そういったときの電力でどんどん充電してくださいと、それで、そのときの料金はここまで、ただに近い料金で結構ですよと。逆に、今度は電力が不足したので放電してくださいとなって、電気を売ってくださいと、で、そのときはこれぐらいの高い値段で買い上げますよという、そういうシステムさえつくっていただければ、電気自動車を持っている人はそれだけで、少なくとも自分のガソリン代じゃないですけど、電気代はもう当然ペイします。場合によってはお釣りが来るかもしれませんよね。
そういったことを考えていくと、電力会社にとっても非常にハッピーな話ですし、一般の我々も非常にハッピーになりますので、是非そういうただに近い蓄電システムをつくってあげないと、再エネ電力の普及は難しいと思います。