奈良林直の発言 (資源エネルギーに関する調査会)

⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。 詳細は利用規約をご確認ください。

○参考人(奈良林直君) 奈良林です。
 今非常に深刻な事態が生じているという、今の御質問が実態としては相当深刻です。
 今原子力のメーカー、三社とももうやっと生き延びていると、その原子力の分野にですね。優秀な技術者が、例えばある会社ですけれども、原子力の分野から建設工機の分野に今配置換えになっていたとか、優秀な技術者がどんどん辞めているとか、それからいろいろな設備が、研究開発設備が廃棄されていると、十年以上も遊休設備になっちゃっているとか、こういう事態になっています。
 それから、その大企業に実はたくさんのその下請だとかその孫請とか、そういう言葉が適切かどうか分かりませんけれども、町工場とか中小企業、技術力が非常にあったそういう会社がたくさん、これサプライチェーンといいますが、それがたくさんございました。今そういう会社が、例えば旋盤を扱っていた方が亡くなってしまったと、で、これが後継者がいないと。ですから、今までは世界に冠たる日本の技術で原子力発電所を世界に輸出しましょうというところまで来ていたんですが、その実力が今大幅にそがれようとしています。
 御指摘のように、限りなく原子力を低減していくという政府の方針ですと株主を説得できませんから、その会社は結局原子力にこれから投資しますという世界に入れません。ですから、こういったその原子力の世界の将来のビジョンをしっかりしていただくということが大事です。
 やはり、今原子力発電所使っていますので、それに対してもちゃんと人材育成を、世代を超えてどんどん次から補充できるようにしておかなきゃいけませんし、やはり今、SMRの話ですけれども、飯田参考人とは私大分意見が違うんですけれども、今、例えばニュースケールというのがありますけど、あれ、研究開発している会社見たら、私が知っている限り、世界のベストの企業で、例えばカナダのスタン・ラボラトリーとかイタリアのシエットとか、世界を牽引するような研究会社に全部試験を委託しています。ですから、私はかなりしっかりした開発ができていると思いまして、それに対して世界の投資が集まっていると。
 大学で今SMRの開発取り組んだのは、そういう新しい未来が感じられるものだと学生がしっかり取り組んでくれます。ですから、SMRとかそういった新しいものにしっかり国としてもサポートしていただくということが、このサプライチェーンの維持とかそれから優秀な人材を確保するということにおいて非常に極めてその重要な今局面にあるというふうに思います。
 以上でございます。

発言情報

speech_id: 120814396X00320220216_062

発言者: 奈良林直

speaker_id: 18196

日付: 2022-02-16

院: 参議院

会議名: 資源エネルギーに関する調査会