飯田哲也の発言 (資源エネルギーに関する調査会)
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○参考人(飯田哲也君) 御質問ありがとうございます。
私ども、水力に関しても、富山では千キロ、一メガワットの小水力を地元の方々を造るところをサポートしていますし、今、青森、長野、新潟、あと九州とかでも小水力の開発をいろんな形でサポートして、熊本ですと小国で小水力とそれから温泉熱を使ったバイナリー発電を地域の方が事業者となる形で造るのをお手伝いして、今も継続的にサポートしています。
小水力は、今日お話をしなかったのは、資源エネルギーという非常に大きな話だったので、太陽光と風力はまさに国策というか、エネルギーの国全体の需給を左右するほどこれから急速に変わりますし、あとEVもそうなんですが、小水力は本当に我々ずっと、一か所地域に入るともう、一声五年、実際には十年ぐらいという形で長くお付き合いします。昔から水に関しては水戦争というか水争いというか、江戸時代とかもっと昔からありますから、水に関しては様々な利害と権利関係が複雑にありますし、そこに渓流釣りとかの漁業組合とかもありますし、そこを丁寧に解きほぐしていく必要がありますので、非常に時間が掛かります。
それは、でも僕は、その地域のエネルギーとして小水力は本当に大事で、それは、例えば岐阜の石徹白のように、新しく農業組合をつくって水利権を持ってみんなでエネルギーを共有するような美しいお話もあって、まさに地域を一つにまとめるという意味で目に見える形で水力を、みんなで話をするテーマとしては十分に可能性がありますし、既存の量からすると、確かに先生おっしゃるように、何十倍増えると思います。それは、上から見るというか、全体量から見た供給量としてはそれほど大きな量は期待できないと思いますが、一方で、ボトムアップというか、地域をエンパワーメントするために小水力をみんなで一緒に造ろうという、そういう形で進める小水力は非常に大きなポテンシャルがあると思いますので、我々引き続き日本全国の小水力造りについては様々な形でサポートしていますし、熊本も頻繁に訪れておりますので、これは温泉もそうなんですね、地熱やろうとすると温泉組合の人みんな反対するんですけど、既に出ているお湯を使って、小浜であるとか、あと長崎のあそことか、それを使うと、今度温泉組合の人が逆にみんな参加してくださると。
それが地域のエネルギーの、何というか、理解を深めていくので、長い目では非常にプラスになっていきますから、そういう形での意味合いが、温泉熱、それから小水力、そしてバイオマスも、今日、奈良林先生のお話にあったように、東南アジアから持ってくるのではなく、やっぱり地域の林業を活性化する形できちきち、ちゃんとローカルな循環をつくるということがすごく大事だというふうに私は考えております。
ありがとうございました。