酒井庸行の発言 (農林水産委員会)

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○酒井庸行君 ありがとうございます。
 今のお話を踏まえて、農林水産省には的確に対応していっていただきたいというふうに思います。
 次の質問に移ります。
 今日は所信質疑でありますので、私は全般的な意味で質問をさせていただきたいというふうに思います。
 大臣、私からは、日本における農業の果たす役割ということについてお伺いをいたしたいと思います。
 金子大臣は、所信の中で、人口減少に伴うマーケットの縮小や農林漁業者の減少、高齢化など、また、国内外で重要性が高まっている気候変動の課題、問題にも適切に対応していくことが求められているというふうにおっしゃっておられます。そのとおりだと私も思います。そして、我が国の農林水産業は地域経済やコミュニティーを支えており、その営みを通じて、国土の保全、景観維持等の多面的機能を発揮しており、さらに、生産基盤を強化し、農林水産業の成長産業化を推進するということでありました。
 私は、農林水産業や農山漁村が多面的機能を維持、発揮していると本当に言い切れるか疑問であります。そして、成長産業化という言葉が少し引っかかりました。産業化することで日本の農業というのはどうなるのかなと、しっくりこないんです。農業が産業化すると言い切っていいのかということも私は疑問に思います。
 私の家も農家でありまして、農業を営んで実はおりました。ですので、田んぼの土や、それこそ畑の土は私の体の中にしみ込んでいます。小さい頃から、昔のことですから小さい頃から母に連れられて毎日、毎日ですよ、畑や田んぼにずっと行って遊んでとやっていくことがありました。もうよちよち歩きのときからでしたけれども、米や麦や野菜はもちろんでありましたけれども、鶏、豚、ヤギ、それも飼っていました。もう小学生に入った頃には自分でヤギの乳を搾って飲んでいました。余りおいしいものではありませんけれども、そんなふうに覚えています。本当に何でもやってきました。
 それから東京でサラリーマンをやったりしたものですから、現場を離れてしまって、そしてまた私の家の方も都市化になって農業もやれない状態になってきたというのが本当のところなんですけれども、でも、この間実は帰ったときに、屋敷の中の、母がやっていた畑がちょっとあるものですから、それがそのままなものですから、昔の耕運機を出して、久々に耕運機を動かして畑を起こし、起こしたというか耕した、耕しました。なかなか気持ちがいいものだというふうに思いましたけれども、そういうことをしながら、地元に帰ると農家の人たちが、酒井さん、もう俺また田んぼをやめるよと、アパートを造るよと、マンション造るよという話が実は出てきます。
 そんないろんなところの現状の話を聞いてまいりますと、これは実際問題として、これからの農業の現状とか将来というものを一遍真剣にもっと深く考えなきゃいかぬだろうというふうに実は思って、この農林水産委員会を希望いたしました。
 今国会の提出予定の法案を勉強しながら改めて感じるんですけれども、農業って何なんだろうというふうに実は思います。私が経験をして思い描いてきた農業の姿とちょっとずれているのかなというふうに思いますし、私がずれているのかと思いながら、いや、でも今の農業の政策って本当にずれているんじゃないかというふうにも実は感じています。
 そこで、大臣に、日本の農業の果たす役割というのは何なんだろうということを、大臣、まあいろいろあるでしょうけれども、よろしく御返答をお願いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 酒井庸行

speaker_id: 8328

日付: 2022-03-08

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会