小林鷹之の発言 (本会議)

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○国務大臣(小林鷹之君) 宇都議員からの御質問にお答えいたします。
 まず、経済安全保障の司令塔についてお尋ねがありました。
 国家安全保障局経済班は、経済安全保障の確保が我が国の外交・安全保障上の喫緊の課題となっている中、経済分野における国家安全保障上の課題について俯瞰的、戦略的な対応を迅速かつ適切に行うべく、令和二年四月に設置され、安全保障と経済を横断する領域で生じる様々な課題に対し、経済産業省を含む関係省庁と連携しながら、政府内の認識の共有を図りつつ、政府横断的な取組を推進しています。
 また、第一回経済安全保障推進会議における総理からの指示を踏まえ、経済安全保障推進法案の作成等の事務を行うために、令和三年十一月に経済安全保障法制準備室を設置し、国家安全保障局と密接に協力しながら事務に当たっているところです。
 様々な省庁にまたがる困難な課題であっても、経済安全保障という観点からは、国家安全保障局経済班が中心的な役割を担いつつ、私が司令塔となって、これまでの取組との整合性を図りつつ、必要な取組を進めてまいります。
 次に、経済安全保障の今後の在り方についてお尋ねがございました。
 世界のパワーバランスが変化するなど、我が国をめぐる安全保障環境はこれまで以上に急速に厳しさを増している中、何よりも大事なことは、国民の命や暮らしを守るために必要なものは何なのか、こうした現実的な議論をしっかりと突き詰めていくことです。
 近年、AI、量子など革新的技術が出現する中、安全保障と経済を横断する新しい課題が国家安全保障上の重要課題である経済安全保障の問題として広く認識されるようになってきた状況も踏まえ、新たな国家安全保障戦略等の策定に当たり、この新たな戦略に経済安全保障を位置付けるべく、担当大臣として積極的に議論に参画していく考えです。
 次に、いわゆるセキュリティークリアランスについてお尋ねがありました。
 セキュリティークリアランスについては、諸外国との共同研究等を円滑に進めていく上で、我が国でも取得できないかといった声があることは承知をしており、また、本法案の衆議院内閣委員会における附帯決議も踏まえ、今後検討を行っていくべき課題の一つであると認識しています。
 他方、セキュリティークリアランス制度は個人の情報に対する調査を含むものであり、こうした制度に対する国民の理解の醸成の度合い、海外においてクリアランスの取得を要請される具体的事例の検証等をまずは踏まえる必要があると認識しています。
 いずれにせよ、情報流出対策を更に進めることは重要であり、政府としても、必要な取組の強化に引き続き努めてまいります。
 次に、技術情報の流出対策についてお尋ねがありました。
 先端技術をめぐり熾烈な国際競争が展開されている中、また、我が国の技術などの他国に対する優位性、ひいては国際社会にとっての不可欠性を確保する観点から、御指摘の技術情報の流出防止は喫緊の課題の一つと認識しています。
 このため、これまでも多様な技術流出の実態に応じて種々の施策を講じており、留学生、研究者等の受入れの審査強化や、外為法に基づくみなし輸出管理の明確化による技術情報管理、研究インテグリティーの確保などの取組を進めているところです。
 引き続き、関係省庁と緊密に連携し、機微技術情報の流出防止に資する取組を推進してまいります。(拍手)
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発言情報

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発言者: 小林鷹之

speaker_id: 27647

日付: 2022-04-13

院: 参議院

会議名: 本会議