芝博一の発言 (本会議)
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○芝博一君 国民生活・経済に関する調査会における調査の経過と結果について御報告を申し上げます。
本調査会は、第二百回国会の令和元年十月四日に設置され、三年間の調査会テーマを「誰もが安心できる社会の実現」と決定し、一年目は「困難を抱える人々の現状」について、二年目は「困難を抱える人々への対応」について鋭意調査を進めてまいりました。
そして、三年目の本年は「困難に寄り添う支援の構築」について調査を行うこととし、「子どもへの支援」、「社会につなぐ支援」及び「支援に向けた体制の充実」について参考人から意見を聴取し、質疑を行った後、報告書を取りまとめるに当たって委員間の意見交換を行いました。
以上の結果内容を踏まえ、今般、提言を含む報告書を取りまとめ、去る六月三日、これを議長に提出をいたしました。
以下、報告書の主な内容について、提言部分を中心に御報告を申し上げます。
第一は、子供や若者への支援の充実についてであります。
子供や子育て世帯に対する支援は、貧困のリスクが高いとされる一人親世帯などに対象を絞った施策と同時に、見えにくい貧困に対処するために全ての世帯を対象にした普遍的な施策を組み合わせる必要があります。
また、教育格差の是正、居場所の確保、自殺対策の推進、ヤングケアラーへの支援、養育費の確保なども求められます。
第二は、外国人をめぐる課題への対応についてであります。
日本に暮らす外国人は共に日本を支えていく担い手であり、多文化共生に向けた環境の整備が必要であります。
外国人住民の暮らしに必要な情報の多言語化とともにやさしい日本語の積極的な活用、また、教育機会の保障なども求められます。
第三は、生活基盤の安定についてであります。
支援を受けることにためらいのある人も含め、全ての人の生活基盤を安定させるためには、普遍的な支援をプッシュ型で届ける仕組みが求められます。
また、多様な働き方ができる環境の整備なども必要であります。
第四は、困難に寄り添う支援の構築についてであります。
支援を必要とする人が抱える困難が複合化、複雑化していることを踏まえ、包括的な支援体制を構築し、諸制度を横断的につなぐとともに、困難が生じた背景等を総合的に捉えて支援することが求められています。
また、必要な支援につなぐためのアウトリーチ等の推進、人材の確保に向けた取組、ICTの有効活用なども必要であります。
以上が報告書に取りまとめられた提言の主な内容であります。
政府及び地方自治体におかれましては、その趣旨を十分に理解されまして、これらの実現に努められますよう強く要請するものであります。
以上、御報告といたします。
ありがとうございました。(拍手)
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