櫻井充の発言 (予算委員会)
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○櫻井充君 ありがとうございます。
例えばですが、仙台の例で申し上げますと、保育料が大体五万円ぐらいなんです。ざくっと申し上げると、手取りが十五万円ぐらいでして、それで五万円の保育料を払って、それで十万円手に入ってくると。なぜこういうことをしなきゃいけないのかというと、残念ながら旦那の給料が安いからということもあって、家庭の中に所得を、お金を稼ぎに行かなきゃいけないからということであって、本来自分で子供を育てたいと思うけど、そういう事態になっていて、なかなか自分で育てられないわけです。
そうすると、保育所に十七万円入れるんであれば、最初から保育所ではなくて家庭に入れてしまえばそういう問題って解決すると思うんです。要するに、自分で子供を育てたいけれど、家庭の事情でお金がないから、だから保育所に預けざるを得ないと。全ての人に対して私はこういう手当てをしてくださいということを申し上げるつもりはありません。
それから、保育所の先生方と話をしてみると、大概の方が、ゼロ歳のときは、まあ親、親が育てるべきだよねっておっしゃる方がすごく多いわけですよ。そうすると、仕事を継続したいから保育所に預けますという方まで全部自分で育てろということは申し上げません。自分で子供を育てたいという方に対してもう少し優しくしたらどうなのかと。ゼロ歳児から母子分離させることが本当にいいことでしょうか。子供は一体誰に育てられるべきなのかということを私はきちんと議論した上で政策を考えていく必要性があるんじゃないかと、そう思います。
今、心療内科の医者として不登校や引きこもりや摂食障害の患者さんの治療に当たっていますが、やはり子供が成長する過程というのは非常に大事なことでして、そういう意味では、三歳、三つ子の魂百までというのはうそだと、まあそういうふうに書いてあるものもありますが、それでも自我の形成の中でいうと、いわゆる親の自我と言われるものは三歳までに形成されると言われているんです。
ですから、そういう意味で、是非、子供は日本の宝であったとすれば、誰に育てられるべきなのかということをきちんと議論していただいた上で国の財政支援をお願いしたいと、このことだけは要望しておきます。考えていただきたいと思います。
次に、危機管理の点から二点お伺いしたいと思います。
先週の金曜日、三月十一日で東日本大震災から十一年経過いたしました。改めて、犠牲になられた皆さん、そしてその御遺族に衷心より哀悼の誠をささげたいと思いますし、被災された皆さんに心からお見舞い申し上げたいと思います。
東日本大震災は千年に一度と言われていて、貞観の津波に例えられています。貞観の津波の後、調べてみると、十八年後に実は東南海トラフが起こっています。更に調べてみると、非常に酷似しています、経過がですね。まず、両方の地震の前に中越沖地震、新潟の方で地震がありました。貞観の津波の後には翌年に鹿児島の開聞岳が噴火しておりまして、東日本大震災のときには鹿児島のちょっと南の口永良部島が噴火していると。同じです。なおかつ、阿蘇山が噴火し、朝鮮半島で地震がある。同じような経過をたどっていて、やはり大きな地殻変動が起こるということ、これ千年に一度こういうことが繰り返し繰り返し起こるのではないのかと、そう考えています。
そうすると、この東南海トラフが起こった際に東京や大阪に大きな影響が出たとすると、港の機能が完全に失われてしまうと大変なことになるんだと、そう思います。
そこでですが、例えばその港の機能を今の太平洋側中心からもう少し日本海側の方に移すべきではないのかと考えていますが、いかがでしょうか。