青山繁晴の発言 (経済産業委員会)
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○青山繁晴君 皆様おはようございます。自由民主党の青山繁晴でございます。
時間が限られておりますので、早速質問に入りたいと思います。今日は、恐縮ながら、全て西村大臣に御答弁をお願いいたしたいと思っております。以降、質問のたびにそれは申し上げませんので、大臣、どうぞよろしくお願いいたします。
この質疑は、大臣の言わば所信をお聞きした上で、その内容をめぐって質問をいたす場であります。正直、この間所信をお聞きしまして、私には一つ残念なことがあります。私は与党の議員でありますが、そういうことは関係なく、主権者のためにこそ質問いたします。
大臣の所信の中で、ウクライナ戦争について言及がありました。今ロシアは苦戦が伝えられていますが、それでも、逆に見ると、それでも戦争を続けているのは、ロシアが元々食料とエネルギーが自給の国だからであります。それから、ウクライナ戦争で日本を含めた世界の国々がエネルギー不足に悩んでいることを考えれば、国家と国民にとってエネルギーとは一体何なのかということを根幹から問い直す場が今来ていると思います。
傍聴の主権者の皆様、本日もありがとうございます。
その上で、残念なことは何かといえば、このいわゆる所信的挨拶、それ国会用語ですので、主権者に分かりやすく言うと、大臣の信ずるところの中に、自前資源の確保というところがほとんど見られなかったところであります。
日本は資源のない国と私たちは、私自身も含めて刷り込まれてきましたけれども、これは国際社会ではとっくに過去の話であります。なぜなら、今、資源は陸から海へ、陸上で取る時代から海で取る時代へ大きく動いております。
私たち日本国民は全員、中学時代に必ず教わっていることが一つありまして、それは、地球というのは陸は三割にすぎなくて七割は海であるということです。資源エネルギーは当然ながら地球からの贈物でありますから、当然海の方が資源が多いわけです。しかし、海は、海中は呼吸ができないということよりも、むしろ巨大な水圧が掛かるので、あっても取れない資源ということになっておりましたが、これが近年、大きく技術的に進歩しまして、不肖私もアメリカなどの現場を研究者のときから回っておりますけれども、かつてのROV、つまりワイヤーの付いた海中ロボットではなくて、ワイヤー付いていれば潮流に邪魔をされて深いところも行けませんが、今はAUV、余り委員会で英語を言うのもどうかと思いますけど、念のため言えばAはオートノーマス、自律型と、自分で、AIで、人工知能で考えて入っていきますから、我が国において既に何と六千メートルの海底下に、残念ながら国産のAUVではありませんけれども、全体の技術としては国産技術を含めて、六千メートルの海底に下りてレアアースを試験的に採取しています。で、そのレアアースの純度を確かめると、中国が高く売り付けてくる陸上産のレアアースの濃度あるいは純度のおよそ二十倍です。
したがって、時代は大きく変わりつつありまして、この所信の中に、国民みんなが我が事としてエネルギーの問題を考えているときに自前資源の確保というのが実質的になかったというのは非常に残念であります。
恐らくは、拝察しますに、この自前資源の研究開発、さらに実用化、一応経産省はかつてとは様変わりして、まあ余計なことを言いますと、私が民間研究者のときにさんざん経産省と対立しましたが、主権者のおかげで国会に来まして、大分様子が変わってきまして、一応、二〇二七年度を目指して商用化という目標も掲げられています。
正確に言わなきゃいけないので、商用化イコール実用化ではありません。実用化のめどを含めて、日本の、日本を中心にした企業に話を投げて実用化に進んでいくということでありますけれども、一応、でも、その目標まであと僅か五年です。
それを考えますと、もう一回言いますが、拝察するに、いや、今のエネルギーの問題は、今ガスも油も足りないということであって、まだまだ自前資源は先の話だという発想ですよね。それが違います。
国策というのは、危機のときにその場しのぎのことを考えるのを国策と言わない。国策によって主権者の目も開かれたときに、日本の根幹の在り方を考えるというのが国策でありますから、所信の中に自前資源の確保というものを盛り込まれなかったのはどういうお考えによるものでしょうか。非常にきつい質問でありますが、大臣、お願いします。