青山繁晴の発言 (経済産業委員会)

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○青山繁晴君 大臣、固い決意の表明をありがとうございます。
 ちりばめてあるのは私もよく承知しておりますが、所信的挨拶あるいは所信というのは、本当は国会議員に向けているんじゃなくて、国会議員の背後の主権者に語るべき、語られるべきことであると思いますから、ちりばめられているとなかなか分かりにくいと思いますので、この後、大臣の決意が表に出てくるようにお願いしたいと思います。
 ちなみに、今メタンハイドレートとレアアースの話だけ出ましたけど、本当は、海洋資源、日本の抱えている海洋資源はそれ以外に、コバルトリッチクラスト、マンガン団塊、さらに金、銀、銅、良質の金、銀、銅を含んだ熱水鉱床など、世界で最も豊富な地域であると考えられています。日本は陸はそう広くありませんけれど、海の広さは、大臣御承知のとおり、世界で六位、二百以上国がある中で六番目というのは大変なことですから、隣から中国も狙いを付けていますし、今後も、今後こそ取組をお願いいたしたいと思います。
 その上で、次に再生可能エネルギーのことについて一点お聞きしたいと思います。
 再生可能エネルギーもかなり刷り込み、思い込みがなされていて、元々英語でリニューアブルエナジーって言いまして、それを再生可能エネルギーと訳したのはいいんですけれども、これが無尽蔵だという誤解が生じていると思います。実は、自然によるエネルギーも、例えば風でいうと、吹く場所、吹く量は変わっても、風の総量としては地球で同じです。急に都合よく風がどこかから来てくれたりするわけではありません。
 そのことを考えますと、今、政府が取り組んでいる洋上風力発電については、私は、さっき申しましたとおり、与野党かかわらず主権者のために質問しますから、私は反対であります。なぜかというと、余りにも懸念点が多過ぎます。
 まず、目の前の現実からいきますと、実は、洋上風力のタワー式であっても、浮体式といいましてワイヤーで海底と結び付けるものであっても、ほとんど中国製であります。ヨーロッパにおいても、メーカー名がどうであれ、まあ日本においてもです、中身は中国製が大半です。
 日本は、新たな安全保障の政策としてMDA、残念ながらこれもアルファベットですけど、マリタイム・ドメイン・アウェアネス、要するに海洋状況把握ということを国策としてやっと推進するようになりました。
 ところが、中国製である、実質的に中国製である風力発電を洋上に設置しますと、海底地形から潮流であったり、あるいは風のもちろん強さ、向きであったり、海洋に関する状況は、情報はほとんど全部そのまま中国あるいは中国共産党、中国軍に伝わっていきます。それを考えると、国策としてMDAと矛盾しています。
 更に言えば、国産になれば解決かといえばそうではなくて、経産省には何度も申し上げているんですけど、海の怖さを御存じない。不肖私は幾つか専門分野ありますが、その一つが海洋ですから、調査船に乗って、西村大臣、昔からよく御存じのとおり、よく海に出ていますが、その風の怖さあるいは潮流の怖さ、その実力たるや、だから海難事故もいっぱい起きるわけです。しかも、最近は気候変動で台風のコースがもう一定しません。
 そのときに、今までよりはるかに大きなブレードを付けたタワーを建て、あるいは浮体式であっても、ワイヤーを付け、それがこの海の力によって壊れたとき、倒れたとき、ちぎれたとき、一体どうするんですか。誰が回収に行くんでしょうか。これは、海にとっては大きな海洋環境破壊にもつながりますし、当然漁業者にも影響は大きく、船の航行にも影響が大きいです。じゃ、その回収コストなどと、この洋上風力発電を日本の海一面に造ったときにこのコストと見合うのかということを果たして政府は考えているのか。考えている気配が見られません。考えているならデータとして出すべきです。
 さらに、今言いましたとおり、風というのは、例えば防風林で分かりますとおり、受け止めればその先には風が行きませんので、もしも日本の海を中国製中心にこの洋上風力発電のブレードでうずめ尽くすならば、日本の耕作地に今までどおり風が吹かないという事態は十分にあり得ます。そのことについて、農業に従事されている方と話し合ったとはとても思えません。その形跡はほとんど感じられないです。それを考えますと、今のように再生可能エネルギーだからよしというのは、国民に対して間違った刷り込みをしていると考えざるを得ない。
 したがって、先ほど反対と明言しましたとおり、これについては、少なくとも日本の海を中国製中心に風車がうずめ尽くすようなことは、どうしても西村大臣には避けていただきたい。この件で最後に申せば、中国製の太陽光パネルで日本の国土がどれほど荒廃しましたか。その愚を繰り返すおつもりなんでしょうか。この件について、大臣、お願いします。

発言情報

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発言者: 青山繁晴

speaker_id: 30559

日付: 2022-10-27

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会