岸田文雄の発言 (本会議)

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○内閣総理大臣(岸田文雄君) 石橋通宏議員の御質問にお答えをいたします。
 山際前大臣の辞任についてお尋ねがありました。
 まず、国会開会中に大臣が辞任する事態となり、深くおわびを申し上げます。
 私の政権においては、各閣僚等それぞれが旧統一教会との過去の関係を調査、説明し、新たな接点が判明した場合は、その都度追加的に報告、説明を行い、今後は関係を持たないことを徹底することを方針としており、八月には、こうした方針の下、能力等を勘案し、山際前大臣に留任をいただいたものであります。
 山際前大臣については、自らしっかり説明責任を果たすよう再三強く指示を出し、予算委員会等においてもその旨繰り返し述べてまいりました。
 引き続き、より丁寧に説明を尽くしてもらわなければならないと感じていたところ、十月二十四日の夜、自ら十分に説明責任を果たせないことで、経済対策、補正予算審議など、担当する重要課題の推進が妨げられることは本意ではなく、職を辞したいとの申出があったものです。
 総理大臣として、経済対策、補正予算、さらに、旧統一教会問題に関する被害者救済、再発防止といった重要な課題に専念し、最優先で取り組んでいくため、この申入れを了とする決断をいたしました。
 私自身、任命責任を重く受け止めております。政策に遅滞が生じないよう、政府一丸となって国政の運営にしっかりと取り組むことによって職責を果たしてまいります。
 そして、旧統一教会に対する解散命令の請求と被害者救済のための法案についてお尋ねがありました。
 解散命令の請求については、現在、旧統一教会に関して把握している事情からは、過去に解散を命じた事例と比較をして、解散事由に該当すると明確には認められないものと考えております。このため、まずは所轄庁たる文部科学省において、報告徴収・質問権の行使等を通じて行為の組織性、悪質性、継続性等について具体的な証拠や資料などを伴う客観的な事実を明らかにした上で、宗教法人法にのっとり必要な対応を行ってまいります。
 また、将来に向けて被害の発生を予防し救済を容易にするための立法に関しては、契約の取消し権の対象の拡大や行使期間の延長などの消費者契約法等の法制度の見直しについて、準備ができたものから臨時国会に早期に提出していきたいと考えております。
 与野党で設立が合意された協議会において、将来の被害防止、被害者救済に向けて会派を超えて議論をしていただきたいと考えており、そこでの議論も参考にしながら政府法案を具体化してまいります。
 旧統一教会と政治の関係についてお尋ねがありました。
 内閣総理大臣として今日答弁をさせていただいておりますので、自民党の対応について申し上げることは控えるべきかもしれませんが、あえて申し上げます。
 まず、細田衆議院議長については、御自身と旧統一教会との関係について説明する書面を公表されたものと承知をしております。三権の長たる議長でいらっしゃいます。御自身の判断で適切に対応すべきものであると考えております。
 また、安倍元総理が旧統一教会とどのような関係を持っていたかの調査については、当時の様々な情勢における御本人の判断、認識、すなわち心の問題である上に、御本人が亡くなられた今、本人は何も釈明、弁明できないなど、十分な調査はできないのではないかと考えております。
 また、一般論として、選挙に当たり、各候補者が、政策分野を含め様々な団体と書面のやり取りを行っています。その上で、推薦確認書に署名したことが選挙での支援につながっているかどうかがポイントであると考えております。
 この点について、党として所属国会議員による点検結果を取りまとめ、既に公表をしているところです。推薦確認書に署名したと認めている議員が説明しているように、党の点検結果との関係については議員本人から説明すべきものであると考えております。
 特に、私の政権においては、各閣僚等それぞれが旧統一教会との過去の関係を調査、説明し、新たな接点が判明した場合には、その都度追加的に報告、説明を行い、今後は関係を持たないことを徹底すること、これを方針としております。
 政治に対する国民の皆様の信頼を取り戻すことができるよう、取組を徹底していくことが重要であると考えております。
 また、閣僚等の説明責任についてお尋ねがありました。
 各閣僚等は、自身の行動について、それぞれ政治家としての責任において国民の皆様から理解を得られるよう説明を尽くし、信を得ていかなければならず、また、説明が不十分であるとすれば、更に丁寧な説明に努めなければなりません。私が任命した閣僚等には、政治への信頼が損なわれることのないよう、今申し上げた意味での説明責任をしっかりと果たしてもらわなければならないと考えております。
 残余の質問については、関係大臣から答弁をさせます。(拍手)
   〔国務大臣後藤茂之君登壇、拍手〕

発言情報

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発言者: 岸田文雄

speaker_id: 6324

日付: 2022-10-28

院: 参議院

会議名: 本会議