高木啓の発言 (安全保障委員会)
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○高木大臣政務官 鈴木憲和先生の御質問にお答えをさせていただきます。
太平洋島嶼国は、我が国と歴史的なつながりも深く、我が国が重視する諸課題についての国際場裏での連携協力においても重要なパートナーであると存じます。さらに、海上輸送の要衝でもあるなど、自由で開かれたインド太平洋の実現の観点からも極めて重要な地域と認識をいたしております。
先日発表したFOIPの新プランにおいても、太平洋島嶼国地域をFOIP協力における重要地域の一つと位置づけさせていただきました。また、御指摘のとおり、太平洋島嶼国には台湾と外交関係を有する国が四か国ございまして、こうした観点も踏まえながら、我が国は、ODAも活用し、太平洋・島サミットや二国間会談等を通じて関係を深めてきております。
また、豪州、ニュージーランド、米国等の同志国との連携の強化にも努めてきております。
ODAを活用した支援については、先般、岸田総理が発表したとおり、日本の民間企業のノウハウ、技術などを生かした魅力的なメニューを作り提案するオファー型協力も含めて、太平洋島嶼国の強靱で持続可能な発展を後押ししてまいりたいと存じます。
また、今般新たに創設した政府安全保障能力強化支援、OSAに関しては、我が国にとって望ましい安全保障環境を創出するとの目的に鑑みまして、支援の具体的な対象国、内容の選定に際しては、当該国の状況やニーズ、我が国にとっての安全保障上の意義といった個々の事情を総合的に考慮し、個別に判断していくこととしておりますが、太平洋島嶼国においても主要な対象の一つとなると考えております。
引き続き、これらの外交ツールを戦略的に活用し、台湾承認国を含む太平洋島嶼国との関係強化を図ってまいりたいと思います。
なお、台湾は、日本にとって基本的価値を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する極めて重要なパートナーであり、大切な友人でございます。平素から、このような日本政府の立場に基づき、関係国に対しても、様々なレベルで我が国の考え方を伝達しているところでございます。
日本政府としては、これまでも台湾のWHO総会のオブザーバー参加を一貫して支持するなどしてきており、台湾の国際機関への参加について、それぞれの国際機関に、台湾が参加することの意義等に照らして総合的に対応し、我が国の基本的立場を踏まえつつ、台湾を後押ししていく所存でございます。
CPTPPへの加入の問題についても御質問いただきましたので、併せてお答えさせていただきます。
かねてから台湾は、CPTPPへの加入申請に向けた様々な取組を公にしてきていると承知をいたしております。そのような台湾が加入申請を提出したことを我が国としては大変歓迎をいたしております。
現在は英国について加入手続が進められているところであり、台湾の加入手続の開始の可否について特段意思決定はされておりませんけれども、台湾の加入手続に関する今後のプロセスは、詳細は決まっていないと承知をいたしております。
加入申請を提出したエコノミーの扱いについては、他のCPTPP参加国ともよく相談する必要がございますが、我が国としては、加入申請を提出した台湾が協定の高いレベルを完全に満たすことができるかどうかについて、まずはしっかりと見極めるとともに、戦略的な観点や国民の理解も踏まえながら対応してまいりたいと存じます。