寺田稔の発言 (外務委員会)

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○寺田(稔)委員 ロシアによるウクライナ侵略から、はや一年と二か月がたとうとしておりますが、先月の二十五日、プーチン大統領は、隣国のベラルーシに戦術核を配備すると表明をし、七月の一日までにそのための貯蔵施設を建設をする。これは、これまで何度かプーチン氏が核による威嚇を表明していましたが、更に一歩進んだ形でもって、より現実的にその脅威が増したものというふうに考えております。
 こうしたロシアによるウクライナ侵略は、核兵器使用の威嚇を繰り返す中で出口の見えない状況となっており、まさにこれは、世界の恒久平和、また人類社会に対する重大な挑戦であるというふうに認識をしております。
 このロシアの問題に加え、北朝鮮、既に幾度かの核実験を強行をいたしております。部分的核実験禁止条約の適用除外となっております地下核実験、そしてまた累次にわたる弾道ミサイルの発射、これらは国連安保理決議違反でありますとともに、NPTの三本柱の大変重要な要素でありますところの核拡散防止にも違背をする重大な行為であり、我が国の平和と安定を揺るがすものでございます。
 また、イランの核問題、これも中東地域の平和と安定を大変脅かしておりまして、前々回のNPTの会議においては、このイランの問題についてなかなか決着がつかず、最終文書の採択には至りませんでした。
 しかしながら、今回は、最終合意にはなりませんでしたが、合意目前まで行きました宣言文が国連によって正式登録文書として登録をされ、来月以降に開催されるNPTワーキングにおいても、その議論の起点、スターティングポイントとなるものであり、期待を抱かせる内容となっております。
 このように、世界は依然として核兵器の直接的な脅威にさらされていると言っても過言ではありません。そしてまた、核物質の拡散の懸念も非常に高まっている現実があります。FMCT、カットオフ条約の交渉も急がれるわけでございますが、我が国は唯一の戦争被爆国として、被爆者救済、これは一人でも多く、また一日も早く進めていかなければならないわけであります。
 一昨年のあの黒い雨訴訟、集団訴訟の解決によってこの問題がかなり進むものと期待をされましたが、残念ながらまだその進展が見られないところでして、この問題についての被爆者救済の進展について、厚生労働省にお伺いをいたします。

発言情報

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発言者: 寺田稔

speaker_id: 21403

日付: 2023-04-12

院: 衆議院

会議名: 外務委員会