吉田久美子の発言 (決算行政監視委員会)

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○吉田(久)委員 モデル事業、成功をしていただいて、しっかり実現に向かって後押しになるように期待をしているところでございます。
 続いて、幼児教育、保育の質の向上についてお伺いします。
 最近、給食の完食を四時間強要するなどの不適切保育が行われていたというニュースを見て、ショックを受けました。また、送迎バス置き去り事件が続いたり、園庭での事故など、保育士さん一人当たりの担当するお子さんの人数が多過ぎて、目も行き届かないし、心身共に疲弊し、過重労働になっていることは否めません。
 子供が好きだからこそ選ばれたお仕事だったはずなのに、ストレスのはけ口が子供に向かってしまったならば、何のための、誰のための保育制度なのか分からなくなってしまいます。何よりも、保育においては、第一に子供の安全が確保された上で、子供の最善の利益が最優先される社会的養護の実現を目指していくことが重要だと考えます。
 そもそも、現状、いっぱいいっぱいの人手の中で、こども誰でも通園制度の実現が可能なのか。子供は、一瞬目を離した隙に何をするか分かりません。私も、行方不明になった子供を、我が子を捜したことが何回もありました。本当に一瞬の隙でした。一時預かり、園に託した我が子の名前と顔を覚えられているのかどうかちょっと不安になる状況で自分の子供の安全は守られるのか、こういう不安が起こるのもやむを得ない状況であります。
 保育士の配置基準が、今回、七十五年ぶりの改善として、一歳児は六対一から五対一へ、四、五歳児は三十対一から二十五対一へと改善が図られるわけでありますけれども、まだまだ改善の余地があります。
 G7の国との比較でいうと、日本では三歳児二十人に対して、アメリカ・ニューヨーク州では七人、イギリス、ドイツでは十三人。四、五歳児では、日本では現状三十人に対して、ニューヨークではそれぞれ八人、九人、イギリス、ドイツで十三人、フランスで十五人と、日本の配置基準の半分以下の人数になっております。日本もこの水準を目指すべきだと考えます。
 日本の子供たちの幸福感が低い原因の一つに、愛着形成が弱いという御指摘がありますけれども、日本の配置基準のままでは安全を確保するのさえ精いっぱいで、愛情を感じられる、寄り添った保育ができないのは当然ではないかとさえ思います。不適切保育をした保育士さんをたたけば終わりという問題ではないと思います。
 こども誰でも通園制度を導入する、しないにかかわらず、まずは、保育士さんがゆとりを持って保育が可能な人数へと、保育士の配置基準の改善、更に今後も進めるべきだと考えます。六月の骨太の方針二〇二三までに将来的な子供予算倍増への道筋を示すお考えの中で、この保育士の配置基準の更なる見直しについて政府の御見解をお伺いしたいと思います。

発言情報

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発言者: 吉田久美子

speaker_id: 23325

日付: 2023-05-29

院: 衆議院

会議名: 決算行政監視委員会