三木圭恵の発言 (憲法審査会)
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○三木委員 日本維新の会の三木圭恵です。
発言の機会をいただき、ありがとうございます。
我が党の馬場幹事、国民民主党の玉木委員、有志の会の北神委員より御発言がございましたが、私からも補足させていただきます。
その前に、先週の立憲民主党の枝野委員から、どこかの党派の案をベースに議論するのではなく、議論の方向性を一致できそうなテーマは何なのかという点から全ての会派間で段階的に方向性を確認しながら順次具体化していく、条文案などというものは、このプロセスで内容的な合意形成がなされた上で初めて審査会全体で作業すべきものという御発言がございました。
その前後の文脈からも、まるで私たち三党派が条文案を作成したことが悪いというようなおっしゃりようでございますが、緊急時の国会議員の任期延長は、イデオロギー的要素もなく、まさに議論の方向性が一致できるテーマであるにもかかわらず、立憲民主党の皆様は、条文案作成に後ろ向きで、議論さえ避けているように見えます。
この緊急事態時の議員任期延長について、何度この審査会で議論を重ねたでしょうか。枝野委員がおっしゃったことは、言葉面はよくても、中身が伴わない空論だと思います。なぜなら、御自身が所属している立憲民主党が、これまで、個別の法律で対応すると一言で終わらせて、議論に後ろ向きだからです。
何度も議論を重ねて一致点を見出せたので、三党派で合意できる条文案を作成しました。このことに関して責められるのであれば、この審査会全体で条文案が作成できるように立憲民主党さんがリードしてくださればよろしかったのではないかと思います。
しかしながら、今日、中川筆頭幹事から三つのテーマが提案されました。三つのテーマも重要ですけれども、先に緊急事態時の国会議員の任期延長について議論していただけませんか。一言つけ加えますと、私たちは、東日本大震災を経験した後、コロナを経験しました。意見が一致することも大切ですが、喫緊の差し迫った不測の事態について議論することはとても大切なことだと思っております。どうぞよろしくお願いをいたします。
憲法裁判所については、中川筆頭幹事から前向きな御意見を賜り、感謝しております。今後の議論に期待をするものです。
私たち三党派は、緊急事態条項について、国会議員の任期延長だけでなく、国会機能の維持、緊急政令、緊急財政処分、緊急事態時の人権の保障と制限について積極的に議論し、合意できるところから条文案を作成していくことを合意しております。また、憲法裁判所についてもしっかりと議論を前に進め、今国会中に条文案を得ることを目標としています。
緊急事態時の実体的要件は五要件で、一、武力攻撃、二、内乱・テロ、三、自然災害、四、感染症の蔓延、五、その他これらに匹敵する事態とし、選挙の一体性が害されるほどの広範な地域において国政選挙の適正な実施が七十日を超えて困難であることが明らかであることを要件とし、手続は内閣の発議と国会の三分の二以上の議決であり、それにより、国政選挙が適正に実施されるまでの間、衆議院議員又は参議院議員の任期延長を、上限六か月、再延長可としました。あとは、選挙可能時には終了議決、これは過半数で、解散後、任期満了時は前議員の身分を復活させた後に任期を延長するとしました。それから、解散後四十日以内の総選挙実施規定を適用除外としています。
つけ加えると、現状の憲法では、参議院の緊急集会は、衆議院の解散時のみに適用されるのか、任期満了時にも適用されるのかということが議論されてきましたので、三党派でその点も改正案を作り、解散時に適用されるものは任期満了時にも適用されることを明記しました。
恐らく、三党派の条文案は、自民党、公明党の御意見とも一致するところが多くございます。一番大きな違いは、議員の任期延長に関する歯止めの部分をどこに担わせるのかということであると考えます。私たちは司法の関与が必要だと考えますが、この部分をもっと議論して詰めていくべきと考えます。今後、建設的な議論を是非お願いしたいと思います。
以上です。