吉田はるみの発言 (憲法審査会)

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○吉田(は)委員 立憲民主党・無所属の会の吉田はるみです。
 憲法審査会の進め方に関して、今日は、御提案を含め発言させていただきます。
 憲法第九条が、三月三十日、四月六日、四月十三日、そして本日と、憲法審査会で議論されています。専守防衛、シビリアンコントロール、自衛隊の明記など、非常に重要な論点について、各会派の委員が意見を述べています。
 しかし、平和国家の在り方に直結する重要な憲法九条を憲法審査会で取り上げていることを、一体どれだけの国民が知っているでしょうか。憲法九条はイデオロギーを超えた問題です。この憲法九条の議論が国民不在でされていることに違和感を持ちます。やはり、NHKのテレビ中継をし、広く国民にこの議論を開いていただくべきと考えます。
 国会のテレビ中継に関して、G7各国の状況を調べてみました。日本の議会制度はイギリスをお手本にしていると言われていますが、そのイギリスでは、公共放送BBCパーラメントチャンネルがあり、常時放映し、国会の議論が編集されずに中継されています。また、アメリカ、ドイツ、そしてカナダでもテレビ中継されています。
 昨年の五月二十六日の憲法審査会で、私が同じように憲法審査会のNHK中継を求めたところ、新藤筆頭は、NHKの中継云々は、これは報道機関の判断がございますので、こちらから求めるか否かということも含めて、また幹事間で相談していかなきゃいけないと思いますとおっしゃってくださいました。また、新藤筆頭は、我々が議論をして、それが議事録に残り、そして衆議院のホームページでもどんどんと送られているわけでありますので、いろいろな御提案はきちんと受け止めたいと思いますとおっしゃってくださいました。
 しかし、現実は、議事録やホームページを御覧いただいている国民は非常に少ないと思われます。仮に改憲発議となれば、現行憲法下で初めての国民投票になります。この憲法審査会をNHK中継するぐらいの積極的な姿勢で国民に届けるべきと考えます。
 情報公開、国民的議論を喚起することに積極的でいらっしゃる馬場筆頭には御賛同いただけるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。(発言する者あり)ありがとうございます。賛成をいただきました。
 NHK中継を改めてお願いいたしたく、是非、幹事各位で御検討ください。森会長、よろしくお願いいたします。
 さて、この憲法九条の議論の中で、自衛隊を明記することへの積極的な発言もありました。しかし、自衛隊を明記することは、国内だけの問題にとどまりません。国際的にどう受け止められるでしょうか。
 二〇二二年七月十三日の産経新聞が、中国の受け止めをこのように報じています。「憲法九条への自衛隊明記を行えば、「戦後の歴史や平和発展の道を否定する危険な信号を、隣国とアジアに発することになる」」と。外交上の問題はないでしょうか。書かないこと、問題にしないこと、言わないことなど、絶妙なバランスの上に外交は成り立っていることが多々ございます。これは、自民党の先生に教えていただきました。
 四月六日の憲法審査会の船田委員の御発言です。与党は度量をもっと持ち、そして野党はもっと良識を持つ、これはとても重要な御指摘だったと思います。しかしながら、このところ、憲法審査会で私が感じるのは、自分たちの意見に沿わない発言を冷笑したり、ばかにする雰囲気を感じます。私がこの永田町の男性文化に慣れていないのかもしれません。もちろん、厳しい御意見や御指摘、そして議論は大歓迎です。しかし、互いを軽んじるようなやり方は、この国の最高法規である憲法を論じるこの憲法審査会にはふさわしくないと思います。
 ここに集まった委員の方々は、皆様、国民の負託を受けた国会議員です。与党であれ野党であれ、民意を背負っています。お互いを尊重し、傾聴する姿勢を御期待し、私の発言を終わります。

発言情報

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発言者: 吉田はるみ

speaker_id: 24486

日付: 2023-04-20

院: 衆議院

会議名: 憲法審査会