岸田文雄の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(岸田文雄君) まず、御質問にお答えする前に、先ほどの報告の中で、二〇二三年度から五年間の防衛力整備計画における所要経費を四十三兆円程度と申し上げるべきところ、四十二兆円と発言したようであります。正しくは、四十三兆円程度であります。訂正して、おわびを申し上げます。
その上で、質問にお答えさせていただきます。
小泉進次郎議員の質問にお答えいたします。
対中外交についてお尋ねがありました。
日中両国間には、様々な可能性とともに、数多くの課題や懸案が存在します。同時に、日中両国は、地域と世界の繁栄に対して大きな責任を有しています。昨年十一月の日中首脳会談で得られた前向きなモメンタムを維持しながら、主張すべきは主張し、責任ある行動を強く求めつつ、諸懸案を含めて対話をしっかりと重ね、共通の課題については協力をする、建設的かつ安定的な関係を日中双方の努力で構築してまいります。
その上で、邦人拘束事案に関しては、先週末に訪中した林外務大臣から、本件について中国側に抗議をし、当該邦人の早期解放を含め、我が国の厳正な立場を強く申し入れました。政府としては、引き続き、邦人保護の観点から、中国側に対し早期解放及び領事面会の実施を強く求めるとともに、御家族など関係者との連絡等、できる限りの支援を行ってまいります。
国家安全保障戦略における外交力の記載と我が国の外交戦略についてお尋ねがありました。
我が国の平和と繁栄、自由で開かれた国際秩序の強化のために、まず優先されるべきは積極的な外交です。同時に、外交には裏づけとなる防衛力が必要です。こうした考えから、我が国の安全保障には総合的な国力が必要なこと、また、その主な要素の第一の柱は外交力であるということを掲げました。
戦後最も厳しく複雑な安全保障環境に対峙していく中で、首脳レベルを含め、多層的、多面的な外交を積極的に展開をしてまいります。大幅に強化される外交の実施体制の下、今後も、多くの国と信頼関係を築き、我が国の立場への理解と支持を集める外交活動や他国との共存共栄のための国際協力、これを展開してまいります。また、自由で開かれたインド太平洋のビジョンの下、同盟国、同志国等と連携し、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を実現し、地域の平和と安定を確保してまいります。
能動的サイバー防御についてお尋ねがありました。
我が国のサイバー安全保障分野での対応能力を欧米主要国と同等以上に向上させ、国や重要インフラ等の安全を確保することは喫緊の課題です。
政府としては、国家安全保障戦略に基づき、能動的サイバー防御等の実施のため、体制を整備するとともに、法制度の整備や運用の強化を図ることとしています。
このため、一月末に内閣官房にサイバー安全保障体制整備準備室を設置したところであり、スピード感を持って具体化に向けた議論を進めてまいります。
無人アセット防衛能力の強化についてお尋ねがありました。
無人アセットには、御指摘のような安価な費用、人的損耗の局限、長期連続運用といった利点があると考えています。今後、情報収集、警戒監視や戦闘支援等の幅広い任務に活用するとともに、自衛隊の装備体系や組織をより効果的、効率的なものに見直してまいります。
防衛力整備計画の下で、各種無人機や無人車両、無人潜水艇等の研究開発を進め、積極的に導入をしてまいりたいと考えております。(拍手)
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