盛山正仁の発言 (本会議)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○盛山正仁君 自由民主党・無所属の会の盛山正仁です。
私は、提出者を代表し、ただいま議題となりました議員櫛渕万里君を懲罰委員会に付するの動議につき、その提出理由を御説明いたします。(拍手)
去る五月十八日、れいわ新選組の櫛渕万里君は、財務大臣鈴木俊一君不信任決議案の記名採決に際し、与党も野党も茶番などと書かれた物品を壇上で掲げ、議長の許可なく発言するという暴挙に出ました。
記名採決における本会議の登壇は、議員個々の賛否の態度を示すために議長において許可されたものであります。しかしながら、櫛渕君は、この壇上を根拠なく占有し、物品を掲げ、一方的な意思表明を繰り返しました。
いやしくも会派の代表たる議員が、与野党の合意の下に成り立つ本会議の最中に、議長が制止したにもかかわらずパフォーマンスを行うことは、国会審議全体を冒涜するものであり、国会運営という重責を担う我々国会議員や議会関係者に対しても無礼極まりなく、残念でなりません。櫛渕君の言動は、「議員は、議院の品位を重んじなければならない。」と定めた衆議院規則第二百十一条に明らかに違反するものであり、断固抗議いたします。
そもそも、櫛渕君は、去る二月二十八日の本会議においても、議長の指示に従わず、壇上で不規則発言を行ったことから、三月三日に議院運営委員長から厳重注意を受けております。
さらに、五月十八日当日、本会議に先立つ議院運営委員会理事会において、同会派の大石あきこ君が、さきの五月十二日に行われた財務金融委員長塚田一郎君解任決議案の記名採決の際にも同様の示威行為を行ったことで、理事会の総意として議運委員長から厳重注意を受けたばかりでした。
それにもかかわらず、たった数時間後に、同会派代表者の櫛渕君が、議院の品位を傷つけ、国民からの信頼をなくす極めて悪質な行為に及んだことは、まさに立法府の権威をおとしめ、議院の秩序を乱す蛮行であるとのそしりを免れません。
このように、議院運営委員長からの注意を受けているにもかかわらず、再び議院の秩序を乱した櫛渕君の行為は、明らかに確信犯的なパフォーマンスであり、到底、容認できるものではありません。
言うまでもなく、国会は国権の最高機関であり、言論の府であります。しかし、秩序の下に言論の自由が保障されているのであって、無秩序な行為、言動を容認することは、ひいては議会制民主主義の根幹を脅かすことにつながります。
櫛渕君の行為は、決して言論の府に相ふさわしいものではありません。自分の主義主張どおりにいかないからと身勝手な手段を取ることは、極めて不適切であり、断固非難されるべきものです。
この動議は、国民から選ばれた国会議員の、そして少数会派の意思を決して封殺しようとするものではありません。与野党は、れいわ新選組所属議員の度重なる問題行動に対し、あくまで注意にとどめ、自主的な更生に期待し、温情を持って接してきました。しかし、議運理事会の総意をもってした厳重注意を一顧だにせず、反省の意思がないことは明らかであり、これ以上看過することはできません。
以上の理由から、櫛渕君に猛省を促し、国会議員としての自覚を改めて認識するよう強く求めるため、衆議院として厳しい懲罰を科すべきものであると考え、自由民主党・無所属の会、立憲民主党・無所属、日本維新の会、公明党、国民民主党・無所属クラブの五会派共同で本動議を提出いたしました。
真にあるべき言論の府を守り抜くためにも、議員各位の御賛同を心からお願い申し上げ、私の趣旨弁明とさせていただきます。(拍手)
―――――――――――――