平将明の発言 (予算委員会)
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○平委員 官房長官、ありがとうございます。
あともう一つは、同盟国、同志国との連携がすごく大事だと思います、特にサイバーセキュリティーにおいては。
この間、平井初代デジタル大臣、牧島かれん前デジタル大臣と一緒にオーストラリアに行ってまいりましたけれども、サイバーセキュリティーの話をしてまいりました。オーストラリアも、特にディスインフォメーション対策などは、本当に、法律を作って、しっかり対応をしています。
これから、ロシアのウクライナの侵略戦争を見れば、ハイブリッド戦争になってくるわけで、これは日本一国のリソースでハイブリッド戦争をしかけられたときに到底守れるとは思えません。ですから、同盟国、同志国との連携も強化をしていかなければいけない。究極的にはファイブアイズだと思いますが、とてもじゃないですけれども、法律ができていませんので。
ただ、我々ローメーカーは、しっかり、何が足りないのかというのはやはり意識をして、これから議論していく必要があるというふうに思っています。
それでは、次の質問に移らせていただきます。
社会保険料百六万円の壁ということで、手元に資料がありますが、これは初日に萩生田政調会長から指摘があった問題とその解決策について、ちょっと続きをやらせていただきたいというふうに思います。
資料を見ていただけると、これはもう皆さんもよくよく御承知のことだと思いますが、配偶者になっている方が年収百万円を超えると、ある一定程度、社会保障料でいうと百六万ですけれども、そうすると社会保険料の負担が来て、さらには家族手当がなくなるなどして、こういった瞬間、これから働いても所得は逆に減る。これをイコールにするには、多分百三十五万、百四十万ぐらいまで働き続けないとこの壁が越えられないという問題があります。
今、大変な人手不足になっているわけですが、アンケートを取ると、これは民間シンクタンク調べですけれども、もしこういった、仮定の話ですけれども、負担増がなければ、もっと働いて、もっと収入を得たいと思いますかというアンケートで、とてもそう思う、まあそう思うと答えた人が八割いるわけであります。
今何が起きているかというと、人手不足です。時給を上げます、時給を上げると、働く時間が少なくなります、この壁を越えちゃいけないので。ですから、働き控えが起きます。人手不足が更に進みます。なので、時給を上げます、そうすると更に時間を削るという無間地獄に今なっているんです。これはかなり抜本的な制度改革が必要ですが、今すぐ、なかなかその制度改革ができるかどうかというと、これは結構議論があるところだと思います。
そこで、提案は、この年収の壁を一時的に給付したらどうなるかという話です。これは、給付をして、要は上がっていって、保険料で下がりますよね、それから働き続けるとまた元に戻って、そこから上に上がってくる。ここの崖ですよね、崖をどう越えるかという話ですけれども。
それを、例えば、頭の体操で、その分を給付しますというと、二枚目を見ていただきたいんですが、経済効果でいうと、一番下の、総額二・九兆から四・七兆ぐらいの経済効果があります。
もう一枚めくって、三番目ですけれども、この崖を埋めるために、給付するためにかかる国家予算はおおむね六千億円。今、三番の資料を言っています、おおむね六千億円かかるんですが、これを試算すると、企業側も社会保険料を払いますので、換算すると、社会保険料の歳入増は一・一兆円、負担が六千億円なので、ネットで六千億円、社会保険財政はよくなる。更に言うと、所得が増えますので、さっきのGDPのみならず、多分、消費税も増えるんだというふうに思います。
これは、確かに、この間、総理の答弁では、フェアかどうかという観点もすごく大事ですが、この無間地獄を取りあえず脱出する。さらに、これは時限でよくて、これから時給が上がっていきますので、五年ぐらい時限でやると、時給が上がってきて、みんなもう向こう岸にたどり着いているんですね、この崖に橋を渡してあげなくても。ということもありますし、例えば、五年の時限立法の間に抜本的な制度改革をするというやり方もあると思います。
いずれにしても、時給は上がる、人は減るという、この負のスパイラルを何とかしなきゃいけないと思います。今、現場はすごく人手不足です。是非、こういうことも踏まえて対応されたらいかがかと思いますけれども、いかがでしょうか、総理。