宗清皇一の発言 (予算委員会)
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○宗清委員 この間、様々な財政措置をしてきたにもかかわらず日本経済の成長力が高まらなかった、この現実を私たちは真摯に受け止めて、歳出の中身もしっかり見直して、成果を出していく必要があるというように考えます。
ですから、私は、財政は規模ありきじゃなくて、やはり中身なんです、これは当然なんですが。目指すべきは民需主導の経済成長でありますし、家計や企業の活力を引き出す経済対策が必要であるというように思います。
あと、規模について申し上げると、財政の規模を考えるときに、よく補正予算の議論で、最近、GDPギャップに注目をして、このギャップを財政支出で穴埋めすべきという議論があることは承知をしているんですが、しかしながら、供給と需要の差を財政支出で埋め合わせるといった考え方は、支出の効率的な再配分、これも抑制しますし、経済の成長力を低下させてしまう可能性もあります。
なお、このGDPギャップにつきましては、潜在GDPをどのように推計するのかという問題もありますし、推計主体、内閣府や日銀等によって推計の計算方法も変わりますし、推計のタイミングによっても試算結果が大きく異なることもある。基本的には過去のトレンドに基づく推計となりますので、実現可能なGDPの最大値を推計したものではない。あくまでマクロの推計であって、業種ごとの需要動向の違いを勘案しているものでもない。また、コロナ禍において見られたような、過去のトレンドとは全く異なる形で供給力が低下したり、そういったことがタイムリーに反映されるわけではありません。
このように、GDPギャップの推計値は大きな幅を持って見るべきだろうというように思います。経済状態の変化を判断する上で、GDPギャップの推移を一つの参考指標として用いることはあり得たとしても、その絶対値に基づいて財政支出の規模を判断することはそもそもなじまないと考えますけれども、見解をお聞かせください。