青柳仁士の発言 (予算委員会)

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○青柳(仁)委員 日本維新の会の青柳仁士です。
 先週の土曜日に、夕方ですね、北朝鮮の大陸間弾道ミサイルが、北海道から目視で見える位置に着弾をいたしました。これは、もし核弾頭を積んでいて、そして着弾地点が少しずれていたら、函館や青森の町というのは一瞬で吹き飛んでいた、そういう非常に大きな脅威であります。
 北朝鮮のミサイルというのは、今、変則の軌道であったり、それから音速を超えるスピードで飛んできたり、あるいは発射場所を特定することができなかったり、様々なミサイルを実験的に撃っている状況です。ですから、日本のミサイル防衛システムで確実に止めることができないというのは、技術的にも、現実的にもそういう状況なんだろうというふうに理解しております。したがって、先方が、相手が撃ってこないようにするための抑止力としての反撃能力が必要である、こういう認識でおります。
 そういった中で、この予算委員会の中央公聴会が先週の十六日に開かれました。そこで、東京大学の北岡教授の方から、一つ、非常に重要な御指摘がありました。
 それは、日本の反撃能力を仮に行使する場合、これは今の技術上、向こうの発射場所が特定できない、あるいは撃たれるまでそれを把握することが難しいわけですから、そして、こちらが撃った場合には、それが向こうに届くまで時間がかかるわけですから、すなわち、何が言いたいかというと、相手の攻撃の着手を把握してその攻撃場所をたたくということは、法理的には可能であるけれども、技術的には不可能である、こういう指摘がありました。
 したがって、日本の反撃能力というのは、先制攻撃に使うことは技術的に不可能なんです。であれば、これは総理の方から、日本は先制攻撃は行いませんということを明確にしていただいたらどうか、こういう話だったんです。なぜならば、国際法上、先制攻撃は禁止されておりますし、日本は国際法を守る、そういう立場ですから、別に何も新しいことを、政府見解を述べるわけではありません。
 しかしながら、今回、気球の件でもそうですけれども、何かこちらが万が一反撃能力を行使した場合には、必ず世界中で、私も国連で昔働いておりましたのでよく分かりますが、フェイクニュースが飛び交うんです。この攻撃は日本が先にしかけた、こういうことに必ずなるんです。
 そのときに、やはり、日本は反撃能力を保有したときに、総理大臣が日本は先制攻撃はしないのであるとはっきり言っていた、こういうことを言うことが極めて重要ではなかろうか、こう考えるわけですが、今日は国民の皆さんも御覧になっています。日本の戦後の防衛の、安全保障の大転換と言われる安保三文書の改定、また反撃能力の保有ということに際して、是非、今回、今国会、この場で、総理大臣の口から、日本は先制攻撃は行わないと宣言をしていただけないでしょうか。

発言情報

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発言者: 青柳仁士

speaker_id: 9336

日付: 2023-02-22

院: 衆議院

会議名: 予算委員会