西村明宏の発言 (予算委員会第六分科会)

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○西村(明)国務大臣 令和五年度環境省所管一般会計予算及び特別会計予算について、その基礎となる環境政策の基本的な考え方を御説明申し上げます。
 環境省は、我が国が直面する数々の社会課題に対し、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの同時達成に向け、地域循環共生圏の構築等により統合的に取組を推進することを通じて、持続可能な新たな成長を実現し、将来にわたる質の高い生活の確保を目指してまいります。
 東日本大震災からの復興については、残る特定復興再生拠点区域の避難指示解除に向けた除染や家屋等の解体に加え、拠点区域外における取組を推進します。また、福島県内除去土壌等の県外最終処分に向けた日本全国での理解醸成活動、ALPS処理水の海洋放出に対応した海域環境モニタリング、放射線健康管理、福島再生・未来志向プロジェクトにも全力で取り組みます。
 国際関係については、本年四月に札幌で開催されるG7気候・エネルギー・環境大臣会合、プラスチック汚染対策に係る条約交渉などを通じ、環境外交を主導してまいります。また、二国間クレジット制度、JCM、昨年のCOP27で私から発表したパリ協定六条実施パートナーシップやロス・アンド・ダメージ支援パッケージの推進などに取り組みます。
 カーボンニュートラルについては、地域脱炭素移行の加速化、商用車の電動化促進等のGXの推進を筆頭としながら、地域、暮らしといった需要側からの脱炭素化を推進します。脱炭素先行地域と脱炭素の基盤となる重点対策等を通じて、地域共生型再エネの最大限導入拡大と住宅、建築物のZEH化、ZEB化などの省エネ、蓄エネを推進します。これらの取組を、昨年から開始した新しい豊かな暮らしを提案する国民運動や、株式会社脱炭素化支援機構による資金供給、地域金融機関とも連携した環境金融で後押しします。
 サーキュラーエコノミーについては、動静脈の一体の資源循環を実現するべく、プラスチック、金属資源、太陽光パネル等のリサイクルの推進、バイオマスプラスチックや持続可能な航空燃料、SAFの製造実証、食品ロスの削減やサステーナブルファッションを推進します。加えて、一般廃棄物処理施設や浄化槽整備を着実に実施し、災害廃棄物処理体制の構築にも取り組んでまいります。
 ネイチャーポジティブについては、生物多様性の損失と気候危機への統合的対応を進めるべく、我が国の新たな生物多様性国家戦略を策定し、企業緑地など、民間取組の認定等を通じて、二〇三〇年までに陸と海の三〇%以上の保全等を目指します。また、民間提案の活用等を通じて国立公園満喫プロジェクトを推進し、インバウンド拡大や地域活性化につなげてまいります。
 このほか、水俣病対策、石綿飛散防止対策、有機フッ素化合物対策、熱中症対策、子供の健康と環境に関するいわゆるエコチル調査、鳥獣保護管理、外来種対策等も着実に推進します。
 原子力規制委員会については、厳格な原子力規制活動を支える安全研究の推進及び放射線モニタリング体制の強化を図るとともに、原子力の安全確保に係る人材基盤の強化等に取り組みます。
 これらの施策を実行するための令和五年度環境省所管一般会計予算及び特別会計予算について申し上げます。
 一般会計予算では総額三千二百五十七億円余を計上しております。
 次に、特別会計予算につきましては、エネルギー対策特別会計に総額二千三百十七億円余、東日本大震災復興特別会計に復興庁所管予算として総額三千二百三十億円余を計上しております。
 なお、環境省所管一般会計予算及び特別会計予算の主要施策については、お許しを得て説明を省略させていただき、委員のお手元に資料をお配りさせていただきました。詳細は、お手元の資料を御覧いただきますようお願い申し上げます。
 よろしく御審議くださいますようお願いを申し上げます。

発言情報

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発言者: 西村明宏

speaker_id: 15092

日付: 2023-02-20

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第六分科会