神田潤一の発言 (予算委員会第六分科会)

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○神田(潤)分科員 ありがとうございます。
 十和田八幡平国立公園につきましては、青森県、秋田県、岩手県にまたがる広大な地域に、カルデラ湖と奥入瀬渓流、また、日本有数の火山地域に点在する湖沼あるいは湿地帯、原生林などの中に様々な動植物が息づく独特の生態系を誇っております。また、個性豊かな温泉地が点在し、湯治文化や伝統的な祭り、伝統芸能に触れ合えるほか、冬場はバックカントリースキーの人気スポットでもあります。
 この十和田湖畔の休屋地区には、多くの旅館やホテル、あるいは休憩所や売店などが立地し、最盛期には十和田八幡平国立公園を代表する観光地あるいは宿泊スポットとなっておりました。特にバブルの頃には、大変たくさんの旅館やホテルが建造され、大変なにぎわいを誇っておりました。
 こうした中で、二〇一一年三月に東日本大震災が発生し、その後の苦境の中で法人の顧客需要や団体客が減少し、その後の復興過程でもなかなか震災前の水準には戻らずに、ホテルの廃業などが相次ぎ、廃屋が増加したという現実がございます。さらに、近年の新型コロナによって個人の観光客も激減いたしまして、現在は更に厳しい状況となっております。
 一方で、奥入瀬渓流をより楽しんでいただくことを企図いたしまして、交通渋滞の緩和や自然保護を図るために、国土交通省にも御協力いただいて、青ブナ山にトンネルを通しバイパスを整備する、また、これによって奥入瀬渓流を徒歩で楽しんでいただくといったプロジェクトも推進されているところでございます。
 私も、昨年秋に現地を視察いたしまして、また、十和田市の関係者などにも現状をヒアリングするなどいたしまして休屋地区の廃屋の状況を確認いたしましたが、主なものだけでも二十棟以上に上っております。また、これまで八棟が撤去されておりますけれども、依然として十棟以上の建物が廃屋として残っているという現状を視察してきております。
 これらの廃屋につきましては、ただいま御説明いただいたように、景観だけでなく、観光客の安全性や、また地元の治安の面でも懸念が広がっており、今後のポストコロナの観光振興においては非常に大きな懸念材料になっているということが地元から聞かれております。
 そこで、三つお伺いしたいと思います。
 こうした十和田湖畔の廃屋の撤去に向けまして、環境省ではこれまでどのような対応を行ってきたのでしょうか。また、今後の廃屋撤去の見通しはどのようになっているのでしょうか。さらに、廃屋の撤去を進めるに当たって、十和田湖の所在する青森県や十和田市などの周辺市町村との役割分担はどのようになっているのでしょうか。

発言情報

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発言者: 神田潤一

speaker_id: 26838

日付: 2023-02-20

院: 衆議院

会議名: 予算委員会第六分科会