福山哲郎の発言 (外交防衛委員会)
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○福山哲郎君 おはようございます。立憲民主党の福山でございます。よろしくお願いいたします。
まず、磯崎官房副長官におかれましては、御出席いただいてありがとうございます、急なお願いだったにもかかわりませず。
それから、林外務大臣、昨日は日韓首脳会談、御苦労さまでございました。
日韓両国の首脳が五年ぶりに日本で首脳会談を開催して、諸懸案の解決に向けて動き出したことは前向きに捉えたいと思います。私たちが政権のときに交渉を始めたGSOMIAの正常化も昨日決めていただきましたし、首脳のシャトル外交の再開というのは、非常に僕、対話は大事だと思っておりますので、これもよかったと思いますし、経済安全保障でも連携を確認されたということで、大変いい日韓関係になるきっかけ、スタートをつくっていただいたことについては心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。何よりも、足下の安全保障環境、未来志向の日韓関係にとって重要だというふうに思いますので、率直に本当に敬意を表します。
そして、両国の外交関係者の皆さんが環境を整えるに当たって御尽力をいただいたことについても敬意を表したいというふうに思います。林大臣はオムライスを食べられたかどうか、僕よく分かりませんが、御苦労をいただいたと思います。
また一方で、海外では、アメリカで二つの銀行が破綻をしました。ヨーロッパでも、クレディ・スイスという伝統ある非常に預金規模のでかい銀行が株価が急落をし、金融不安が広がっています。実は今日、金融庁もお呼びをして最新の市場動向や今後の見通しについてお伺いしようと思ったのですが、時間がありませんので、そこは割愛をさせていただいて次回に譲りたいと思います。
今日はLGBTQに関する差別解消についてお伺いをしたいと思います。
総理の荒井秘書官の差別発言以降、海外の皆さんからのいろいろな発言が出ています。お手元にお配りした資料を見ていただきますと、国連の事務総長報道官がこの問題について発言をされていると。誰を愛し、誰と一緒にいたいかを理由に誰も差別されてはならない、どのような場合でも性的指向や性自認を理由にした差別は許されないと強調されています。それから、アメリカのLGBT特使、資料にある三番目の方ですが、インタビューに答えられまして、コミュニティーの一部が疎外され排除されるときはいつだって私たち全員が傷つくと、日本が現在の勢いを捉え、LGBTQの人たちの権利を成文化し保護するためのステップを進むことを切に願っていますというふうに述べられています。そして、エマニュエル駐日米国大使は、明確で曖昧さのない、性的マイノリティーを保護する法律を希望するというふうに発言をされています。
よく事情の分からない方は内政干渉だというような議論があるんですけれども、外務省は、そのことについて言えば、人権に関するものについて、普遍的な価値については、そういった内政干渉だという判断をしないということも外務省は言われています。
このエマニュエル駐日米国大使は、御自身が市長のときにLGBTQに対する制度を整えられた市長ですので、本当に自分が率先してやってこられた方なのでこういった発言があるというふうに思います。
そして、林大臣に御答弁お願いしたいんですけど、アメリカの政府高官の中には、運輸長官はゲイをカミングアウトされています。厚生次官補はトランスジェンダーをカミングアウトされています。大統領補佐官はレズビアンをカミングアウトされています。つまり、自国の閣僚や報道官が、LGBTQの仲間がいる中で、日本国の総理大臣の秘書官が見るのも嫌だとか隣に住んでいるのも嫌だという言葉は、LGBTQ当事者だけではなくて十分に政府を構成するメンバーみんなを傷つける。それが先ほど申し上げた発言に結び付いているというふうに思っておりまして、アメリカの特使やエマニュエル大使からすれば、仲間を排除されたと捉えてもまあ無理はないというふうに思います。
G7で日本の立場を説明すると岸田総理は言われましたけれども、まさか日本の国会で言われているように、社会が変わってしまうので様々な議論がありますなどと説明をするとは私は到底思えないんですけれども、林大臣はG7の中で総理に一番外交的にサジェスチョンをしていただける方だというふうに思いますので、この総理が言われている日本の立場を説明するということを、国会で言われているような話ではなく、こういった各国の大使やいろんな方々の御意見を受け止めて、国際社会から、特にG7から求められているんだということを理解をいただいた上でこのG7に臨んでいただきたいと強く望みたいと思います。
でき得れば、差別解消法を成立させてG7に臨んでいただくことが最も当事者や関係者の望むところだと思いますし、私も望みますが、それは時間的に間に合うかどうか分かりませんけれども、理解増進法ではなく差別解消法で何とかこのG7臨むということについて、こういった発言も含めて、林大臣の御答弁、捉え方、受け止め方をいただければと思います。