猪瀬直樹の発言 (憲法審査会)
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○猪瀬直樹君 先ほど自民党の赤池委員の、国会に地下がなくてどうするんだという話は大変重要な指摘ですよね。これ、ミサイルが官邸に落ちたら国会しか残らない、あるいは国会が半分潰れたらというふうないろんな想定を考える必要はあるんだけれども、この参議院の緊急集会についての実例は、大体GHQの頃から五五年体制までの話ですね、基本的に。ただ、それは憲法として残っているので、このどういう意思決定を、だから、日本の中枢部が、国家の意思決定がいろんな形で阻害されたときに残った場所がどこかというときに、この参議院の緊急集会というのが、単に衆議院の選挙のときだとかそういう話じゃなくて、そういうことを考える必要が、ある意味では非常に大変な重要な課題だというふうに思いますね。
そこで、この間、一か月ぐらい前の「NHKスペシャル」で、ウクライナ戦争の最初の七十二時間というのをやっていましたね。七十二時間持ちこたえたらというふうな話ですけど、あのときに、やっぱり大統領府に地下道があって、五百メートルぐらい先まで抜けられるようになっているんですね。だから、ぎりぎりのところで意思決定をどうするかということが常に担保されているわけで。そこで、ただし、あのときに、二十四時間ぐらいたったところでNATO側からゼレンスキー大統領に亡命しろと、こういう指示が入っているんですね。だから、亡命しないで頑張ったから取りあえずは維持できたわけですけれども、そこはきちんとした体制というか、いわゆる物理的に建物自体がその地下道があったり、いろんな形で意思決定をとにかく担保できるような状況をつくっていたということですよね。これは非常に重要なことです。
それで、我々、やっぱりその当事者性をどういうふうに持ってこの問題を考えているかということが必要で、このウクライナ戦争始まってから日本が何をしたかということはこれ考えていかないと自分たちの問題になかなかなってこないんでね。
で、この十一月九日の日に僕はここで千羽鶴持っていくばかがいたというふうなことをちょっと言ったんですけどね、千羽鶴贈ってもしようがないよと。まあこれ、フェイクか、フェイクニュースかどうか分からないんですけれども。ただ、岸田首相のしゃもじというのもほとんどこれと同じ感覚ですよ。考えられないですよ。
だから、このとき何をすべきか、何を持っていくかということですけれども、十一月の九日のここの場で僕が申し上げたのは、湾岸戦争で百三十五億ドル、一兆数千億円を我々は提供して、しかし、感謝リストに載らなかったということがありました。
したがって、どういう当事者性を持つかという話をしているわけですけれども、日本維新の会として、ピックアップトラックを今回二十台、缶詰、コンテナに満杯して送るということでやりました。そのくらいのことをやらなきゃいけないんで、それはなぜやったかというと、維新の場合は身を切る改革で我々の給料が三割カットですから、そういうお金をつぎ込んだんですが、その維新がやったということを言おうとしているんじゃなくて、そういう口火を切って、本来は岸田総理や政権党が一千台ぐらいピックアップトラックを送るべきだと、そういう提案のために今回二十台を送ることにしたんですね。
で、実は、岡本行夫さんという外交官いますね、この間コロナで亡くなられて残念ですが。彼は、湾岸戦争のときに、トヨタのランクルと三菱のパジェロを合わせて八百台を送ったんですよ。ところが、日本のマスコミは、そういうことは武器輸出三原則に抵触するみたいなことで絶対報じないんですよ、全く。だから、日本は感謝されなかったんですね。それは資金協力だという形にされちゃって、物質的な協力、物資協力だということでやったんだけど、それがほとんど隠蔽されてしまったんですね。
そういうことを、いまだにまだ湾岸戦争の呪縛から抜け切れていなくて、これで装備品移転三原則というのをこれから検討すると与党は言っていますけれども、本気で検討してもらいたいです。もちろん我々もそこで絡んでやりますからね。具体的に自分たちが何を提供するか、逆にやられるときに何を提供してもらうか、こういう議論をきちんとしなければいけない。
そういうことで、今回は緊急集会ということだから、最後の意思決定の場所は参議院にあるのかもしれないというところまでぎりぎり我々考えながら、しかし、本当に有事はどうなるんだろうということを真剣に考えるきっかけにしていただきたいなと、こういうふうに思っております。
よろしくお願いします。