猪瀬直樹の発言 (憲法審査会)

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○猪瀬直樹君 日本維新の会、猪瀬直樹です。
 合区問題に絡めて、今、合区問題やるのに僕は非常に消極的な気分なので、合区問題に絡めて憲法審査会の在り方について問題提起をさせていただきたいと思っています。
 テーマの選び方をもう少し何とかならないかというふうに思うんですが、そもそも合区問題の前にテーマにした緊急集会の実態というのは、吉田茂首相が自由党で少数派だったので挽回しようとして解散したんだけれども、解散したらなお鳩山派が増えてしまって、しようがねえから半年もたたずにばかやろう解散したんで、その結果、更に鳩山派が増えてしまって、それで参議院で緊急集会開いて慌てて暫定予算を立てたと、そういうばかばかしい話が実態なんで、大騒ぎして論じるほどのものじゃないんですね。
 合区問題も、人口減少で過疎化が進行するのは不可避であって、これはもう食い止めようのない現実で、これジレンマなんですね。だから、前向きな解決策はないと思っているんです。
 今、ウクライナでロシアが侵略しているわけですけれども、こういうときに憲法九条問題とか自衛隊の位置付けとか、そういうのをテーマにしないと、この場が一体何なのかということになってしまって、当事者性というか、時事的な当事者性に欠けているというふうに思うんですね。ウクライナにピックアップトラックを僕は送って、これ装備品輸出の在り方についての問題提起なんですよね。
 四月五日の憲法審査会で、緊急集会についての実例については、いろいろあったから、それは僕はGHQの頃から五五年体制までの話であったにすぎないというふうに問題提起したら、青山繁晴委員が次の四月十二日の審査会において、それに対して自分はこう思うと、こういう討議らしい応じ方をしていただいたんですね。
 青山委員のそのときの発言は、四月十二日の発言は、日本国憲法は日本が主権を喪失していた時代の昭和二十一年に公布され、昭和二十二年に施行され、すなわち使い始めたのは占領下の時代だから、日本は主権を失い国家でない状態の中にあったわけで、サンフランシスコ講和条約が発効するまではそういう状態だから、客観的事実としては、日本国憲法は実質的に主権のない時代に制定され、施行されたものにすぎないから、安全保障というものは主権がないと存在しないから、その間に作られた憲法に国民を守る規定が薄いのは当たり前であって、占領軍にあたかもお任せするような特異な、つまり諸国の憲法と大きく異なる特徴を持っているのはこのためであって、講和条約の発効から三年を経て、日本がようやく五五年体制になった頃に、まさにその異なる憲法が、違う要するに状態にさらされるようになったと、こういう趣旨だと思ったんですけどもね。
 そういうやり取りがあって、そういう、つまり何というかな、同じ日にやり取りが本当はあったらいいんですよね。つまり、同じ日にやり取りすると自由討議になるんで、そういうもう少し憲法審査会の在り方があっていいんではないかと。
 ちょっとめくってみたら、二〇一一年の十月二十一日に憲法審査会がスタートしているんですね。そのときにどういうふうにやることになったかというと、小坂憲次会長がこれより各委員の発言に入りたいと思います云々とやって、自由に発言していただきたいと存じますということなんですが、そういう言い方をされているのが第一回、これは二〇一一年の十一月二十八日に、第二回のときにそういうの始まったんですけども、こういう意見表明というのは前例踏襲でだけでやってきたんですね、この間。
 何でこんなことを確認したかというと、国会議員が政府側に対して質問するのは、大臣に答弁要求するわけだから、質問通告しないときちっとした答えが返ってこないから、それはしようがないよね。でも、国会議員同士が討議する場合にはそういう質問通告は要らないわけだから、自由討議にすればいいんで、自由にアドリブが入っていいわけですよね。自由討議の場でそのテーマの柔軟性を持たせて、いろんなテーマを入れてやっていってキャッチボールのような展開ができれば、それが初めて具体的な中身に深まっていく、アウフヘーベンしていくような中身になっていくと、こういうふうに思うので、憲法審査会の在り方について、合区問題、今日テーマですけれども、合区問題について余り意味を見出せないので、あえてこういう言い方をさせていただきました。どうも済みませんでした。

発言情報

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発言者: 猪瀬直樹

speaker_id: 12449

日付: 2023-05-17

院: 参議院

会議名: 憲法審査会