森雅志の発言 (国土交通委員会)
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○参考人(森雅志君) 答弁していた立場ですと長く答弁して再質問が出ないように考えていたんですが、今はいかに短く内容をまとめるかと。
人口が右肩下がりで下がっていくにもかかわらず四十年、五十年続けてきた拡散型のモータリゼーション時代の町づくりをしていくと、将来市民の負担は物すごく大きくなります。で、税収も落ちていきますので、負担を上げるかサービス水準を下げるしかないわけです。しかし、二十年後、三十年後の市民にも暮らしやすい社会を提供しようとすると、密なところとその他ところに提供するサービスに差ができてもしようがないということをまず割り切ることが大事です。
そして、腕力で、住まい方を腕力で寄せようとしてきたわけじゃありません。交通の質を上げることによって、郊外の集落に住んでいても町へ出やすくする、あるいは通勤もしやすくする、通学もしやすくする、そういうアプローチです。あくまで腕力でコンパクトにするということなどをしてきたわけじゃないんです。
だから、大変大事なのは、交通という軸をブラッシュアップするということがすごく大事です。そのことによって、渋滞解消その他の外部不経済も解消される部分が一部ありますし、環境問題への寄与みたいなことにも当然生きますし、外出機会が増えますので健康寿命を延ばすというところにも寄与していくだろうというふうに思っています。最近、そういうデータどんどん具体的に取れるようになってきましたので、ますます説得しやすくなってきているというふうに思います。
ですから、私は、二十年間ずっと、まず基本の基本に交通というものを位置付けて、そして市域のどこにいても外出しやすい環境をつくる、これが大事だと思っています。ただし、税収で反射させなきゃいけませんから、集中投資するという時期はどうしても必要です。そのことによって、固定資産税、都市計画税が還流してくる、そこにまた財源を見付けていく、そういうことをやってきたわけですので、どの自治体でもできるということではないと思いますけれども、富山市の場合は結果としてうまく成果につながってきたかなというふうに思っています。
その都市その都市、その町その町にふさわしいやり方はそれぞれあるんだろうと思いますので、様々な参考例を参考にしながら、特に首長を中心としてリーダーシップを発揮していくことがまずスタート、第一歩かなというふうに思います。