金谷雅史の発言 (農林水産委員会)

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○参考人(金谷雅史君) 御質問ありがとうございます。
 まず、最初御質問ありました、就農から、良かったこと、やりがいだとか実感としてということですけども、まず、良かったことは、私、それまでは会社員でしたので、建築系の会社勤めということで、実家からでも、アパート、借家からでも会社に通っておりました。それが、実家に就農することになって、家の目の前の牛舎が職場になるということですけど、職場が起きて一分で行けるというところが最高だなと思ったところです。
 あと、やりがいというところでは、個人事業主ですから、誰に文句を言われることもなく、ずっと働けるんですね。なので、例えば機械が壊れてしまった、直さなければいけないと、あしたの朝の搾乳までに直さなければいけないというときに、夜の三時まで機械をいじってみたりとか、それに関して誰も文句を言わないで、ずっと働けるんですね。ある意味ではかなりブラックな仕事ですけども、やりたいようにできるという自由さがやっぱりいいのかなと、それが個人事業主であるというふうに実感しております。
 やばいということで訴えてきましたけども、酪農危機の真相というか、今そういう窮状を訴えることをずうっとやり続けておりますが、何よりも、SNSとかネットでやばいですということを訴えていますと、消費者の方がありがとうと言ってくれるんですよね。いつも、あっ、ごめんなさい、ちょっと済みません、いつも牛乳を搾ってくれてありがとうというところで、ごめんなさい、何でしょうね、やりがいがあったのをそういうありがとうで感じたというのがすごく思います。それぐらいそのやりがいが、やりがいしかなかったというのがすごい今までですね。ありがとうという言葉を実際にいただいたのが非常に最近の話なので、そこでやっと実感が得れたという感じですかね。
 だから、みんな多分そういうふうになっていると思います。だから、そういう意味でも、理解醸成とかそういうところで酪農家自身が表に出ていってありがとうと伝えると、で、逆に返ってくるありがとうがすごい今みたいにうれしいので、そういうふうにやっていけば、まあおごりおごられじゃないですけど、消費に一定の寄与するのかなというふうに思っております。
 政策ですね、希望が持てる政策ということでお伺いがありましたけども、さっきの意見発表のときの最後にお伝えしたことがまず大事かなと。それは、全国的にみんなが困っていることではないんですけども、かなり多くの人がもう一頭当たり十万円以上の赤字を被っているというのが事実かと思います。それは、はっきりした数字は私持ち合わせてはいないんですけども、そういったところで、もう既に被ってしまっている赤字の補填という意味で、一頭十万円というのはいい数字なのかなというところです。それがなければ、それをこれから自身で稼いでいかなければいけないというところですので、まず需給ギャップが埋まって乳価が上げやすくなって、乳価が上がって、そこからさらにその一頭十万円分の借金を返していくというすごい厳しい道のりですのでね。
 だから、予算規模的に非常に大きなものになると思いますので、実質的に可か不可かと言われると、自分でも結果としては難しいというのは分かってはおりますが、それをお伝えしないと、今現状困っている酪農家みんな下を向いてしまいますので、今日はそれをお伝えしたいと思って来ました。
 済みません、お時間いただいて、ありがとうございます。

発言情報

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発言者: 金谷雅史

speaker_id: 6708

日付: 2023-06-01

院: 参議院

会議名: 農林水産委員会