猪口邦子の発言 (本会議)

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○猪口邦子君 外交・安全保障に関する調査会における中間報告について御報告申し上げます。
 本調査会は、外交・安全保障に関し、長期的かつ総合的な調査を行うため、令和四年十月三日に設置され、その後、三年間の調査テーマを「21世紀の戦争と平和と解決力~新国際秩序構築~」と決定し、調査を進めることといたしました。
 一年目の調査では、「戦争防止のための要件」、「軍縮・不拡散①(NPT・CTBT・FMCT・INF・新START)」、「軍縮・不拡散②(核以外の大量破壊兵器、対人地雷・クラスター爆弾等)」、「国連改革(安保理改革・専門機関の強靱化)」及び「持続的な防衛基盤整備の在り方」について計十五名の参考人から意見を聴取し、質疑を行ったほか、委員間の意見交換を行い、主要論点の整理を含む中間報告書を取りまとめ、去る七日、議長に提出したところであります。
 以下、主要論点の主な内容を御報告いたします。
 まず、戦争防止と国際法・外交に関し、ウクライナ戦争への対応やその終わらせ方、紛争リスクを低減するための外交手段、対途上国外交、平和のための人権外交などの論点について意見がありました。
 次に、核軍縮・不拡散に関し、核兵器のない世界の実現に向けた取組、核兵器不拡散条約、NPT、包括的核実験禁止条約、CTBT、核兵器用核分裂性物質生産禁止条約、FMCT、また核兵器禁止条約、TPNW等の核軍縮に関する各種枠組みの課題や、アジアにおける緊張緩和に向けた日本の役割などの論点について意見がありました。
 さらに、大量破壊兵器以外の軍縮に関し、対人地雷禁止条約やクラスター弾禁止条約の普遍化に向けた取組、自律型致死兵器システムなど特定通常兵器への対応などの論点について意見がありました。
 続いて、国連改革に関し、日本が目指すべき安保理改革とその実現に向けた取組、拒否権による安保理の機能不全への対応、国連関係機関における日本人職員を増やすための方策などの論点について意見がありました。
 最後に、戦争防止と防衛力に関し、反撃能力を含めた日本の防衛の在り方、防衛費増額方針を含む日本の安全保障政策の転換に関する国民的議論の必要性、防衛装備品の移転の進め方と懸念、防衛産業における課題と防衛基盤の強化に向けた取組などの論点について意見がありました。
 本調査会といたしましては、二年目以降も引き続き、本中間報告の論点整理も踏まえつつ、これからの世界で、戦争を防止し、平和を維持するための問題解決力や、国際秩序の在り方について、様々な角度から更に調査を進めてまいる所存であります。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
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発言情報

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発言者: 猪口邦子

speaker_id: 4512

日付: 2023-06-09

院: 参議院

会議名: 本会議