伊波洋一の発言 (外交・安全保障に関する調査会)

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○伊波洋一君 参議院沖縄の風の伊波洋一です。
 今日は、御三名の皆さん、本当にありがとうございます。
 本来、経済安保やあるいは防衛基盤整備の在り方についてのテーマですから、このことについてお聞きすべきでしょうけど、既に幾つもの質問ありましたので、まず宮川参考人にお伺いしたいと思いますが、今日のレジュメを読ませていただきまして、冒頭、世界は第三の時代ということで、対立の時代に入ったという御指摘、それから、二〇一六年に米国は中国の危険性を認識をして、その後段の四ページの方には、主軸は米ロではなく米中の対立であるという御指摘がありまして、その上で、七ページの方の防衛三文書の件で、我が国に対する侵攻は我が国が主たる責任を持って対処をする、我が国自身の防衛力を抜本的に強化するという、従来ならば、日米安保の下で、そういう我が国の防衛に対しては米国が防衛をするということが基本にあって、我が国の防衛についてその主たる責任というものは共有されているということだったと思うんですが、まあ現実のところ、私も外交防衛委員会におりますので、基本的に、もはや日本への攻撃に対してアメリカは守らないという前提で物事は進んでおります。
 今回日本が配備するものがミサイルであるということ、つまり、中国やロシアや北朝鮮に対して直接届くミサイルであるということを考えると、この安保三文書にこのように書かれているということになると、我が国は、自らを本当に、核、核戦略を持っている近隣の三国に対してしっかり突き付けて、そしてそれを防衛するだけの力があるのだろうかということを大変懸念をしています。
 最近、米国の方から、米軍関係者、年初ですけれども、ウクライナの状況というのは大変な大成功であると、二〇一四年以来、アメリカはウクライナを支援して今の状況をつくり上げてきたと。つまり、G7を含めて、そういうロシアとの対立する戦場をつくったということの自負だと思うんですが、今狙われておりますのが、二〇一六年以来、安倍首相の下で、南西諸島の軍事化、基地化が進められて、もう二十二くらいの基地や部隊が配備されています。
 その上で、昨年、二二年のこの防衛三文書があるわけですね。それで、いよいよこの五年掛けてミサイルを配備をすると、これはとても日本にとっては大きな負荷ではないか。つまり、その周辺諸国にミサイルを突き付けるという行為ですから、これは少し国連憲章の中の敵国条項にも該当するのではないかという指摘もございますが、そういう危険を我が国が持ち出すことの方が、大変な、安全保障に対する、我が国の安全保障に対するマイナスをもたらすのではないかという懸念をしていますけれども、しかし、ここで、主権と独立、国内、外交に関する政策を自主的に決定できる我が国であるという言いぶりですけれども、これまでを見ますと、いつもアメリカに従属して決定をしてきたように思えてならないんですね。
 アメリカ自体が日本を守らないという前提の中で考えると、そういうことは成り立たないんじゃないかと思うんですが、宮川参考人は、アメリカはそれでも日本を守って、中国に例えばミサイルを撃つとか、あるいはその対処をしてくれるとお考えでしょうか。

発言情報

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発言者: 伊波洋一

speaker_id: 1359

日付: 2023-04-26

院: 参議院

会議名: 外交・安全保障に関する調査会