小沼巧の発言 (経済産業委員会、内閣委員会連合審査会)
⚠️ コピーしたテキストを転載する際は、転載元URL(kokkai-data.com)および原典URL(kokkai.ndl.go.jp)を必ず残してください。発言内容の改変・出典削除は禁止です。
詳細は利用規約をご確認ください。
○小沼巧君 決意って要は掛け声ですからね。で、具体化ということはどうなのかといったときに、日本の産業技術力や人材育成の観点からしても、甚だその発言というのは疑わしきものになっていないかということは指摘しなければいけません。
例えば、原発というわけじゃないんですけれども、高速増殖炉「常陽」というのが茨城の大洗にあります。これまた鉾田の隣なんですけれども、そこで、最近ですか、破損事故があったんですけれども、五月の二十四、安全審査に事実上合格する審査書の案を原子力規制委員会が取りまとめたということに、そういう報道がありました。
これは衆の議論でもなりましたかね、増殖炉の炉心部の核燃料棒を束ねるラッパー管というような部品があるんでしたっけかね、ラッパー管。で、かつては「常陽」とか、あとは「もんじゅ」の中でも開発されて、日本国内の企業が製造できる能力があった。だけれども、原子力の日本の、あの原子力関係の原子力機構か、によれば、そういったかつての技術者、高齢化等の現象によって、国内企業において同等の性能の部品をすぐに製造することは難しい状況になっているというような答弁が四月の二十一日ですかね、ありました。こういった原子力関係の技術力、そしてそれを支える人材というものが非常に厳しい状況になっている。かつて作れたものが今作れないんだから。
更に言えば、保守メンテというような文脈で考えていくと、二〇〇〇年以降にこのメンテの技術者数、人口が非常にすっているし、生産年齢人口の一・五倍以上のペースでどんどんどんどん少なくなっていると。小規模事業者が多いような分野でありますんで、後継者不足なんかによって廃業が加速化する可能性が極めて高くなっている。
再エネシフトの潮流の中では、メンテを必要とする自家用工作物自体が増加していますので、保安の不完全などの状況で事故も多発しているというような意味で、日本の原子力関係のサプライチェーン及び技術力、人材育成というのは相当傷んでいるというのが現状だと思います。そのような現状になってしまっている状況で、幾ら決意を述べたところで実効は伴わないのではないかということは疑問として思わざるを得ません。
したがいまして、この保守メンテや廃炉等々、そして原子力をやるんだとすれば、それの維持に関しての人材育成対策というものは真面目に考えなければいけない課題だと思います。この点どうしていこうとしているのか、答弁を求めます。