平山佐知子の発言 (経済産業委員会、内閣委員会連合審査会)

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○平山佐知子君 平山佐知子です。よろしくお願いいたします。
 先日、委員会に参考人としてお越しいただきましたけれども、東京大学名誉教授の山地憲治さんは以前のインタビューの中で、この原子力発電について、福島第一原子力発電所の事故によって原子力に対する信頼は大きく崩れ、その崩れた信頼がいまだに回復できていない状況にあるということに触れられて、国民の信頼を回復することがやはり最も大事だということをおっしゃいました。また、信頼の回復は、結局、安心と安全のうちの安心に関わることであって、科学技術の論理だけではこの安心の回復は難しいということも述べられています。
 さらに、NPO法人理事長の大空幸星さんも以前のテレビ番組の中で、安全と安心は違うんだと、科学的根拠に基づいた安全を担保していくために原子炉や核融合発電、イギリスの高温ガス炉の開発事業に日本原子力研究開発機構が入りましたけれども、諸外国と連携してなるべく安全なものをつくっていくことを目指すべきとしながらも、やはりこの安心と安全というのを切り分けて考えないといけないと、科学的根拠に基づいた安全性とこの心情による安心というのは別物であって、それらを両立しようとすると恐らくどっち付かずの議論になるということを指摘をされています。
 例えば、原子力発電の結果発生する核廃棄物、十万年間これはしっかりと環境中に漏れ出さないように保管する必要があるということを一般的に聞きますと、多くの人が、十万年という、これ何という危険なものなんだというふうに感じられると思います。ただ、この十万年保管が必要ということは、十万年の間ずっと同じように危険だということを意味するわけではなくて、本当に危険なのは最初の十年程度だということも伺いました。十万年という時間にどのような意味があるのか、これきちんと理解している人は少ない、これが現実かと言えるかと思います。
 そこで、高市大臣に伺います。
 私も、原子力発電の安全性をこれ説明するときには、絶対に安全だと、こう言い切るとか、それだけを言うのではなくて、やはりおっしゃっていますけれども、ゼロリスクではないんだということ、危険性もやっぱりしっかりと認めた上で、可能な限り安全確保が行われていることを国はしっかりとクリアにきちんと説明すべきだと思っています。つまり、原子力の持つこの危険性もしっかり明らかにした上でそれへの対応策を説明すること、これ自体が、結果、安心とか理解、これにつながっていくというふうに考えています。
 高市大臣、これまでエネルギー政策について、小型モジュール炉の地下立地の方策ですとか核融合炉の研究開発を主張なさっていますけれども、今後目指すべき未来像、それから国民のこの安心ですね、これをいかにして得られるようにしていくおつもりか、考えを聞かせてください。

発言情報

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発言者: 平山佐知子

speaker_id: 6386

日付: 2023-05-30

院: 参議院

会議名: 経済産業委員会、内閣委員会連合審査会