岩谷良平の発言 (憲法審査会)
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○岩谷委員 日本維新の会の岩谷良平です。
岸田総理は、先月二十三日の所信表明演説で、憲法の改正もまた先送りできない重要な課題です、さきの国会では衆参両院の憲法審査会において活発な御議論をいただきました、このような動きを歓迎いたします、憲法改正は最終的には国民の皆様による御判断が必要です、国会の発議に向けた手続を進めるためにも、条文案の具体化など、これまで以上に積極的な議論が行われることを心から期待いたしますと述べられました。
また、先月二十五日の衆議院本会議における我が党の馬場伸幸代表の質問に対して、総理は、総裁任期中に憲法改正を実現したいという思いにいささかの変わりもありません、党内の議論を加速させるなど、憲法改正の課題に責任を持って取り組む決意でありますと答弁されておられます。
さらに、先月三十日の衆議院予算委員会において、我が党の漆間譲司議員から総理に、任期中というのは今任期、来年九月までの党総裁任期ということで間違いないでしょうかとお尋ねしたところ、総理からは、総裁任期中と申し上げているのは、目の前の任期中に憲法を改正できるよう最大限努力するという思いを申し上げさせていただいていますとの御答弁がありました。目の前の任期中に、すなわち来年九月までにとおっしゃっておられるわけです。
一方、我が党の三木圭恵議員が今年の六月十五日に、この憲法審査会で、岸田総理の総裁の任期中である来年九月までに憲法改正を実現するためのスケジュールについて自民党さんにお伺いしたところ、自民党の当時の上川幹事から、ここで言う任期というのは、具体的に来年の九月を想定したものではなく、具体的な任期は今後の党運営の中で決まっていくものでございます、したがって、具体的なスケジュールを念頭に置いての作業を行っている状況ではございませんというお答えがありました。憲法改正は来年の九月までという想定はしていないとおっしゃっているわけです。
そこで、自民党さんにお伺いをいたします。
自民党さんと岸田総理のお考えにそごがあるのではないでしょうか。もしそごがないということであれば、憲法改正のスケジュールに関する自民党さんの当審査会での発言、すなわち、具体的に来年の九月を想定したものではないという御発言は総理の御答弁と矛盾しておりますので、修正し、来年九月までの憲法改正を目指すことを明言すべきではないでしょうか。
次に、改憲に向けたスケジュールについてです。
我が党は、総理の総裁任期中に憲法改正を目指すとのお考えを受けて、繰り返しスケジュールについて発言をしてまいりました。総理が約束を果たすため、来年九月までに憲法改正国民投票を行おうとすれば、国民投票の実施には国会発議後六十日から百八十日間必要であることを踏まえれば、来年の通常国会終盤までには発議しなければなりません。そして、憲法改正の発議にはかなりの日数をかけて衆議院及び参議院での審議、採決が必要であると思われますので、遅くともこの臨時国会で憲法改正原案の取りまとめを行わなければならないはずです。ところが、この臨時国会での当憲法審査会の定例開催日は、今月三十日と来月七日のあと二回しかありません。
自民党さんにお伺いをいたします。
この二回で改正原案をまとめるにはスケジュール的にかなり厳しいと思われますが、この点、我々維新の会と国民民主党さん、そして有志の会さんは、既に緊急事態条項についての改正条文案をまとめています。我々の条文案をたたき台として、早急に改正条文案を確定すべきではないでしょうか。もしそれでもスケジュールが厳しいということであれば、定例日にこだわらず、今国会で開催日を増やし集中討議を行うべきだと考えますが、いかがでしょうか。この点も自民党さんにお伺いをいたします。
なお、これは立憲民主党の吉田はるみ議員もおっしゃっておりましたが、憲法改正という極めて重要な議論をしている当審査会をテレビ中継して、国民の皆様に広く知っていただくことが重要だと考えます。
開催日の増加とNHKさんとの協議、以上二点については、森会長、幹事会での御協議をよろしくお願いいたします。
以上、自民党さんに、一、改憲を目指す時期について自民党さんと岸田総理のお考えにそごがあるのではないか、もしそごがないということであれば、自民党さんの当審査会での御発言を修正し、来年九月までの憲法改正を目指すことを明言すべきではないかということ、二つ目に、来年九月の憲法改正に間に合うよう、時間が限られたこの臨時国会で改正原案を取りまとめ、着手するに当たっては、維新を含む三党派が合意した改正条項案をたたき台にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうかということ、三つ目、総理がおっしゃる任期中の改正を考えるとスケジュールが厳しい状況であるので、当審査会の開催日を増やして集中討議を行うべきではないかということ、以上三点について自民党さんにお伺いいたしますので、二巡目の発言の機会でも結構ですので、お答えいただければと思います。
最後に、自民党、中谷元筆頭幹事にお伺いをいたします。
朝日新聞によると、先週、十一月七日に、中谷筆頭幹事と官邸で面談された際、総理は、与野党一致の護送船団方式では結果として全然前に進めない、とにかく動かさないといけないとのお考えを伝えたと報道されています。事実であるならば、私は総理の考えに同感です。決定できる政治、決定できる民主主義が必要です。この報道が事実かどうかお伺いいたします。
また、憲法では三分の二以上の賛成で改正が発議できることになっているわけですから、当然、徹底的な議論は必要ですが、議論が煮詰まれば、最後は決を採って前に進めていく必要があると考えますが、中谷筆頭幹事はいかにお考えでしょうか。
以上で私の発言を終わります。ありがとうございました。