田中健の発言 (厚生労働委員会)
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○田中(健)委員 ありがとうございます。
今、賃上げが進まないということで、医薬品卸の方からの調査をいただきましたが、今年九月に受けた、四十五社からいただいた調査によりますと、新卒がなかなか入ってこない、減少率七六%、離職も六四%。これは今、出荷調整の業務負担がとても大きくて、なかなか将来が見通せないというような声が上がっています。是非、現場の声も聞いていただき、薬価の問題だけでなく賃上げにつながるような政策をお願いしたいと思っています。
さらに、これも橋本筆頭理事からもありました、イノベーティブな新薬の話であります。
我が国は、世界でも有数な創薬を作れる国ということでありましたけれども、コロナのときにはワクチンや治療薬ができないということで、世界から大きく後れを取ることになりました。まさに、創薬国としては今、崖から落ちている、基盤が揺らいでいるとも言えると思っています。この創薬にかける環境整備や薬事規制緩和、薬価制度の見直し等、あらゆる角度から変革を進めていかなきゃならないということは皆同じ思いだと思います。
資料に、医薬品の迅速、安定供給の実現に向けた総合対策に関する有識者検討会議ということで、菅原先生の方から提出された資料をつけさせていただきました。
これは、欧州での薬価を一とした場合、アメリカ、日本の薬価を比較したものですが、御覧のとおり一目瞭然でして、日本は一より下、赤い点がありますが、米国は一より上のところにあるということで、原価計算方式で算定をされた新薬であっても、また、類似薬の比較方式で算定された新薬であっても、このように低い状況に甘んじております。
是非、このような状況になっている要因について分析をどのようにされているのかと、あわせて、革新的な薬物、インセンティブを深めていくためにどのように他の先進国と比較して魅力ある制度をつくっていくのか、現在の制度を見直していける可能性があるのかということを大臣に伺いたいと思います。