長友慎治の発言 (本会議)

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○長友慎治君 国民民主党の長友慎治です。
 会派を代表し、松野官房長官の不信任決議案に賛成の立場で討論いたします。(拍手)
 私は、二〇二一年十月三十一日に行われた第四十九回衆議院総選挙で初当選した一期生です。同年十一月十日に発足した第二次岸田内閣で内閣官房長官に再任された際、松野官房長官は、地盤、看板、かばんを持たず、日本で初めて公募制度から生まれた衆議院議員、料亭にほとんど行ったことがない、清廉で、たたき上げの、志の高い政治家と伺っておりました。私は、野党の一期生ではありますが、同じ大学の同じ学部を卒業した後輩として、いつか直接お話しする機会があれば御挨拶に上がりたい、そのような思いを抱いていました。
 しかし、この度の自民党の政治資金パーティー裏金問題をめぐり、一千万円以上のキックバックを受けた閣僚の一人として追及されています。安倍派の意思決定機関、常任幹事会に幹事として名を連ねており、官房長官としても、裏金問題の詳細について内閣の情報発信者として説明責任を負わなければならない立場にもかかわらず、今日まで、政府の立場としてお答えは差し控えたい、私の政治団体についても精査して適切に対応してまいりたいと考えておりますとの答弁を繰り返し、いまだ国民に対するその職責を果たしていません。その姿は後輩として見るに堪えず、心から残念でなりません。
 今、組織的な資金集めなどの派閥活動に国民の厳しい目が向けられています。
 自民党は、一九八九年のリクルート事件により国民の政治不信が極度に高まったことを受け、政治改革大綱を決定し、国民感覚とのずれを深く反省し、政治は国民のものと改めて宣言し、信頼回復を誓ったことを忘れたのでしょうか。派閥による資金調達の制限や党役員、閣僚らの派閥離脱などを掲げた文書を発表し、派閥の弊害除去を約束したはずですが、三十年以上がたち、当時掲げた脱派閥の理念は完全に忘れ去られてしまっています。政治資金の透明性の確保、派閥パーティーの自粛の徹底などをうたったにもかかわらず、今回明らかになったのは、完全な派閥政治の復活です。
 今朝の新聞には、安倍派閣僚ら十五人更迭などの見出しが掲載されていますが、岸田総理自身も、九月の内閣改造で各派の要望に基づいた人事を行い、それを適材適所とうそぶいたことが、今になって政権を直撃している有様です。
 今、国民が求めていることは、裏金疑惑を持たれた方のみそぎだと思います。潔く、正直に、全てを明らかにし、国民の信頼を取り戻さなければ、国民の政治不信はますます深刻なものとなり、この国は沈没する道を歩むことになりかねないと危惧します。
 私たち国民民主党は、どの政党とも等距離で政策ごとに協力してきましたが、その大前提となるのは、我が党が公約にも掲げる正直な政治が大前提です。不誠実で、正直ではない政党には厳しく対処します。
 官房長官という、内閣総理大臣臨時代理就任順位第一位という要職にある松野官房長官は、この度の不信任決議案を重く、重く受け止められ、国民に説明責任を果たされることを国民を代表して申し入れ、私の賛成討論を終わります。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)

発言情報

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発言者: 長友慎治

speaker_id: 30355

日付: 2023-12-12

院: 衆議院

会議名: 本会議