山田宏の発言 (厚生労働委員会)
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○山田宏君 これからはやっぱり疾病予防に力を入れていかないと、病気になって何ぼという保険制度だけでは、とてもじゃないけれども、高齢者が増えていく中で私は限界があると思うんです。
私は、一九九九年、平成十一年に東京都の杉並区長に就任をしたときの最大の課題は財政再建でありました。その中の赤字の一部を占めていたのが、当時杉並区が保険者を務めておりました国民健康保険組合でありました。この赤字を何とかしようということで議論をしたわけであります。当然、出てくる結論は、健康政策だよねと、疾病予防だよねということで、じゃ、どういう疾病予防、どういうふうにすれば健康になるんだということを調べていくと、たばこ、酒、睡眠、そして食事、運動と、こういうものプラス口腔の健康と、こういうのが分かってきたわけであります。
でも、最初の五つは、これは個人の嗜好に関わる話であります。私も、杉並の区の、区議会の各会派を回って、健康政策の一つとして、たばこ、酒、これに対しては、今、毎日二十本以上のたばこを吸っている人、また毎日三合以上の酒を飲んでいる人、来年も同じ生活していれば保険料は引き上げますよと言ったんですよ。ああ、これはいい政策だと自分で思ったんだけれども、もう総スカン。あんただけには言われたくないと。こんな調子で、なかなかこの個人の嗜好、健康には、難しいんで、これ、政府が、また行政が立ち会うことは。
でもですよ、口の中の健康というものは、これは制度上なじむわけであり、だって、いろんなところで健診やっているわけですから。私がそれに気付いたのは香川県国保連合会の資料でありまして、年一回でも歯科健診を受けている人が医療費がほかの人と比べて十万円安いということで、何で歯科健診を受けると安いんだということから、口の中の健康、特に歯周病と糖尿病、歯周病と脳血管や心臓血管障害やがんや、又は早産や死産や、又は最近はアルツハイマーにもくっついているというようなことがだんだん分かってきて、それはみんな生活習慣病じゃないかということで、これからの病気の主流は生活習慣病だ、そういった意味では、口の中の健康から健康を維持していく、この方法しかないじゃないかと気付いたんですね。
国も、これから、二〇二五年問題等、高齢者が増えていく中で医療費がかさんでいきます。この持続的な国民皆保険制度をきちっと維持していくためには、まずはやはり健康づくりといった点で、それも、たばこ、酒を規制するのは難しいわけですから、やはり口腔の健康を維持するために国民全員が年一回は健診をして、歯科健診をして、なるべく早く口の中の健康を維持していくということが大事だと考えております。
時間となりましたので、以上で質問を終えたいと思います。ありがとうございました。