岸田文雄の発言 (本会議)
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○内閣総理大臣(岸田文雄君) 上田清司議員にお答えいたします。
政治資金パーティーといわゆる大臣等規範の関係についてお尋ねがありました。
大臣等規範は、公職にある者としての清廉さを保持し、政治と行政への国民の信頼を確保する観点から、国務大臣等が自ら律すべき規範として定められたものですが、大臣等規範に言う国民の疑惑を招きかねないような大規模なものの具体的な基準は特に定められておりません。各国務大臣等が大臣等規範の趣旨を踏まえて適切に判断すべきものであると、従来からの政府見解はこのようなものです。
その上で、私の資金管理団体が行っている政治資金パーティーについては、内閣総理大臣就任前から続けてきた勉強会というものであり、大臣等規範に反するようなものではないと考えております。
予備費についてお尋ねがありました。
予備費は予見し難い予算の不足に充てるために設けられている制度であり、これまで、新型コロナや物価高騰などの予測困難な事態に対し、国民生活を守るため適切と考えられる規模の予備費を国会の議決を受けた上で予算計上し、機動的に使用してきたことは適切な対応であったと考えております。
また、実際に予備費を使用するに当たっては、憲法、財政法の規定に従い、事後に国会の承諾を得る必要があるものであることから、財政民主主義に反するとの御指摘は当たらないと考えております。
なお、デフレ完全脱却に向けて、予備費のみならず、あらゆる方策を尽くすことは当然であり、先月成立した補正予算においても様々な施策を盛り込んだところであり、一刻も早く国民の皆様にお届けしてまいります。
そして、予算と財政規律についてお尋ねがありました。
私の経済財政運営の基本は、経済あっての財政であり、経済を立て直し、そして財政健全化に取り組んでいくというものです。こうした考えの下、新型コロナウイルスや物価高騰から国民生活や事業活動を守り抜くため、必要となる施策を積み上げ十分な予算措置を行ってきたことは、必要かつ適切な対応であったと考えております。
今般の補正予算においては、国債発行による公債金収入を令和四年度第二次補正よりも着実に抑制するなど、平時の歳出構造に向けた一つの道筋を示すことができたと考えております。年末までの予算編成過程で、更なる歳出構造の平時化を検討してまいります。
そして、子供の貧困の打開についてお尋ねがありました。
子供の貧困については、一人親家庭等の子供の大学等への進学率が低い、一人親の就労収入は上昇しているものの、手当が減ることが心配で働き控えを考える方がいるなど、様々な課題があると認識をしています。
このため、経済的に困窮している家庭の子供たちに、その育ちを保障し、可能性が十分に発揮される環境を整備する観点から、子供の学習支援や生活支援、児童扶養手当などの支援の拡充について年末までに具体化いたします。子供の貧困を解消し、貧困の連鎖を断ち切るため、引き続きしっかりと取組を進めてまいります。
残余の質問については、関係大臣から答弁をさせます。(拍手)
〔国務大臣鈴木俊一君登壇、拍手〕