小熊慎司の発言 (外務委員会)
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○小熊委員 これまでの内容と余り変わっていなくて、大臣が替わってもこれは変わっていない。私がずっと常々言ってきたのは、そういうアプローチはもう十分やっていただいている、でも、それで結果が出ていないんだから違うアプローチが必要だとずっと言ってきました。違うアプローチとは何かというのは、ソフト的なアプローチです。
例えば、この間も、残念ながら鳥山明さんが亡くなって、全世界が泣きましたよ。この間、韓国の大使館の人と食事をしたとき、失われた十二年の話をしたら、失われた十二年の前から国民の雰囲気が変わっていましたと。何でと言ったら、「スラムダンク」の映画が変えてくれましたと。今、大谷選手も韓国に行って、もう戻りましたけれども、ここでも日本のイメージが変わってくる。こういうアプローチが必要だと思いますし、かつて日本政府もやっていたんですよ。
韓国が今やっていますけれども、自分の国のコンテンツ、映像文化を自分のところの予算で、無料でその国で放映してくれとやっているんですね。かつて日本はやっていたんですよ、一回だけ。政府が放映権を買って各国に配っていた。これが「おしん」です。「おしん」というコンテンツがよかったから百何か国でやったわけじゃないんです。それだけじゃない。もちろん、コンテンツがよかったから広まったのもあったけれども、政府がお金を出して、各国に放映してくれとやった。でも、あの影響は今でもいい影響があるじゃないですか。その後、日本政府がこういったことをやったかというと、やっていない。
新しいアプローチでやりませんか。いいコンテンツ、ドラマでも映画でもいいですよ、ドキュメンタリーだけじゃなくて。被災地のものとかをやって海外に提供して、そういう日本の魅力発信というのもあると思いますよ。
だって、日本政府が努力しなくたってアニメや何かは全世界で売れているんですよ。大谷選手だって政府のおかげでなっているわけじゃない。本人と周りの努力です。鳥山明さんだって、ほかの「ワンピース」とか「ドラえもん」だって政府の支援とかじゃないんだけれども、こういうコンテンツを切り口にやっていくべきだという今日は提案にとどめさせていただくので、また後日の質疑で深掘りしたいと思いますので、是非検討をお願いいたしたいと思います。
このインバウンドについて、拡大アクションプランというのがありますが、ここに、福島の国際研究教育機構、いわゆるF―REIへの支援についても言及されています。今日は、並行して行われている復興の特別委員会に山崎理事が初めて国会に来られるということでありますが、我々も、この間、鈴木庸介議員共々、我が党の復興本部で現地を訪れて様々聞いてきました。
これは西銘さんが大臣のときからも言っていたけれども、世界に冠たる研究機構と言っている割には予算規模が足りない。今、国際社会で人材獲得競争になっている中での予算規模ではない。格好いいことを言っているけれども、実態は残念ながらほど遠い。
実際、この事業は、研究を公募して今様々契約を結んでいますけれども、全て国内の大学です。国内の大学が悪いとは言っていない。世界に冠たる研究機関と言うのであれば、世界中の研究機関、大学等との連携がなければならないけれども、確認しますが、応募もゼロだと聞きました。まず、この現状と今後についてお聞きいたします。