逢坂誠二の発言 (憲法審査会)
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○逢坂委員 逢坂誠二でございます。よろしくお願いいたします。
先週、馬場幹事から私に質問がありました。先週の私の発言に馬場幹事からの質問に対する答えが多く含まれていると認識しておりますけれども、質問がありましたので、重複もありますけれども、お答えさせていただきます。
まず、我が党に対して改憲に反対の立場との認識があるようですが、改めて立憲民主党の立場を説明させていただきます。
立憲民主党の綱領に次の一文があります。「私たちは、立憲主義を深化させる観点から未来志向の憲法議論を真摯に行います。」。つまり、権力者の権力の濫用を抑制する観点から、過去も踏まえ、時代の変化などに合わせて憲法をよりよくするために、変えるべきところがあればひたむきに真面目に対応する、これが立憲民主党の基本姿勢でございます。
それから、中野寛成先生の言葉の受け止めについての質問がありました。
中野寛成先生は、私の尊敬すべき先輩の一人です。先日も私の予算委員会での質問に関して激励のメッセージをいただくなど、今も御指導をいただけることを本当にありがたく、心から感謝をしております。
与党には野党を包み込む度量が、野党にはそれに応える良識が必要、この中野先生の言葉は大変重たいものだと受け止めております。度量と良識、これは与党にも野党にも必要なものだと私は感じております。
今回、私が憲法審の筆頭幹事として協議に臨むに当たり、中谷筆頭と冒頭に次の二点を確認しております。一つ、憲法審は与野党筆頭間で協議をして進める。二つ、憲法全般についてしっかりとした議論を行う。この二点を確認して、筆頭間協議をスタートさせております。
私は、この間、ずっとこの確認を大切にして対応してまいりました。議論から逃げ回っているとの指摘がありましたが、ただの一度も、議論をしたくないと話したことはありませんし、訳もなく筆頭間協議を避けたこともございません。
ただし、裏金議員が憲法審のメンバーとして憲法議論を行うことの正当性については、大いに疑問を持っております。
憲法は、国会、行政、裁判所、これらの国家権力を縛るためのものであり、国家権力が国民の権利や自由を侵害できないように制約を課すことが憲法の根本趣旨です。私はこのような考え方に立脚しておりますが、裏金議員は政治資金規正法違反のおそれがあり、国会議員としての地位の正当性に疑念が持たれております。その議員が自分たちを縛る憲法を議論することは、主権者である国民にとって理解し難いことと考えます。
そこで、中谷筆頭に、裏金議員の裏金の額、使い道などの説明をお願いさせていただきました。裏金議員の皆さんも、やましいところがないのであれば、きちんと説明をして、私の懸念にも応えていただき、堂々と憲法審で議論すればよいと考えておりました。ところが、その説明は一切行われませんでした。
そうこうしているうちに、自民党独自の調査に基づき党内での処分が行われるとの報道が流れるようになりました。そこで、私から中谷筆頭に、裏金の説明に併せて、裏金処分議員の憲法審における扱いがどうなるのかをお尋ねしていた次第です。私から、裏金処分議員を憲法審から外してくださいなど扱いの具体的内容を要請したことはありませんが、中谷筆頭から、処分対象議員は憲法審から外れることになったとの連絡があり、今日に至っている次第です。
もちろん、なぜ裏金処分対象議員が五百万円で足切りなのかなど、自民党の処分基準についてはいろいろと疑問が残っております。衆院の予算委員会では裏金百万円以下の議員も理事を辞任したことを思うと、この憲法審にはまだ裏金議員が在籍しており、釈然としない気持ちです。